とある日の福地家の会話

登場人物
誠=俺、女=誠の女

女「あのね、大事な大事なワンピースをクリーニングに持っていきたいんだけど」

誠「うん」

女「近所のホースってところはGoogleの評価が最悪なのよ。接客が悪すぎるとかファスナーを壊されたとか」

誠「そんなの信じるなよ。ファスナー壊されたら困るけど、接客なんて悪くていいだろ」

女「駄目よ」

誠「他に近いところはあるの?」

女「他には中央クリーニングって店があって、そこは15件の口コミがあってめちゃくちゃ評価が高いのね。日本一の技術では?っていうのまである。でも遠いのよ。歩いて15分かかる」

誠「この炎天下を15分も歩くとかありえねーだろ。そうやってGoogle先生の操り人形になるのかよ。ホースにしろ」

女「嫌よ。中央に行ってくる」

誠「これ俺に相談する意味あったの?」

女「自分の気持ちが定まったからね」

そして女は出動した。

1時間弱たって帰ってきた。

女「あのね、今日はすごくすごく不幸だったの」

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