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新堀内本の長所とは?

もうすぐ発売される新堀内本↓

問題集なんだよね。

この本の長所って、なるほどー!とかそうなのか!みたいな感じじゃないところにある。

たとえばウザク本だと、細かい勉強がいっぱいあるじゃん。いろんな形を覚えなきゃいけないし。

そういうのは勉強した甲斐があり、読んで強くなった気がする。麻雀本の最大の効用って、強くなることよりも強くなった気になれることにあるよね。

今回の新堀内本はそうでもないんだわ。あまりたいしたことは書いてなかったと感じやすい。そこに特徴があり、じつはそれこそが最大の長所なんだよな。

章立てはこんな風になってる↓

1章 序盤の手組
2章 リーチ
3章 鳴き
4章 押し引き判断

このうち1章はなるほどー!がそれなりにある。ホーリーって、あまりそう見えないけど、じつは序盤の手組の緻密さが一番得意なんだよね。なので序盤の手順のこまかい違いの問題はけっこう難しくて、そこになるほどー!は多い。

でもね、2シャンテン以下の手順なんて、正しくても適当でも成績にはたいして影響しない。なので、ここを真面目に学ぶ重要度は低い。

で、2章3章4章は、解いててなるほどー!の逆で、どの問題も同じじゃねーか!って感じると思う。テンパったら全部リーチ、鳴いて手を進められるやつは全部鳴き、対リーチでテンパってたら全押し、テンパってなかったら全オリかよと。

何度もやり直して完全にマスターしようって感じではない。法則を飲み込んだら全部できちゃうから、2周目以降は全問正解できると思う。

この本のキモは、その単純さ、その愚直さにあるんだわ。

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