【Mリーグ】10/4対局の戦術的考察
すべて1回戦から。
バージョンアップしてきた亜樹
1回戦東2局 二階堂亜樹
3巡目、亜樹がここ↓から發をポン。
去年はこれポンしてたかな?
そして3フーロしてから12巡目にツモ。
5200点のアガリ。
中堅打点で3フーロしてのアガリは、去年の亜樹にはなかったんじゃ?
スピードを速めてきてる。
これは萩原にも見られた傾向だ。
しっかり対策してきてるわ。
正直、亜樹や萩原は去年の結果はラッキーであって、去年の麻雀じゃ戦えないと思う。
スピードか打点のどっちかが必要だ。
打点の側に寄せるのは(たとえば近藤やたろうのように)普通人にはないセンスが必要で、かなり難しい。
若いころの萩原が勝ちまくってたのも打点力だった。
でも、その切れ味が発揮できないなら、スピードを上げないと。
去年はMリーグ全体として鳴きが少なく、間合いが遠い勝負が多かった。
それを前提とした麻雀を打ってたら、今年は大破炎上しちゃう可能性がある。対応してきてるのは好印象だ。
南2局、亜樹は近藤の鳴いたホンイツの当たり牌を少考のあと止めてオリた。
このとき近藤は58sで、ソーズのホンイツのマンガン。
たろうはカン5sで、タンヤオ三色ドラ4のハネマン。
たろうがテンパイしてるかどうか、待ちが何かはわからないけど、近藤のソーズホンイツはテンパイしててもおかしくない。
実戦ではふと打っちゃってもおかしくないんだけど、これを止められなかったら負けるよね。
南3局、松本、たろうから2軒リーチが入った局面、亜樹はこの手↓で、
スパッと東切りのオリ。
止めた1mはたろうの親リーに一発放銃なんだよね。
2軒リーチに対して止めるのは当然。
でも、こういうのを打っちゃうのが麻雀ってゲームだからね。
亜樹のこういう守備の安定性は健在だ。
亜樹はスピードを少し上げながら、守備の安定性は保っている。
バージョンアップしてきた印象だわ。
手ごわくなった。
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