ダンスコンテストvsコロナ
映像審査への移行
俺がやってるエクササイズダンスの話です。
毎年コンテストをやってる。東京、大阪、名古屋で地方大会をやって、その上位者が集まって全国大会をやるシステム。
個人部門とチーム部門があって、俺はチーム部門なら全国大会に出たことある。個人では、地方大会のセミファイナルにすら進んだことはない。
個人部門に出たのは4~5回くらいかな。ここ数年はもう敗退するのが嫌になって出てない。
その大会が、去年はコロナによって開催できない情勢となった結果、映像を送る形式のコンテストとなった。
2週間に1曲ずつ映像を送って、それぞれ点数や順位がつき、単発のイベントとなる。それに全部で〇回以上送った人を対象に全国大会出場者が選ばれることに。
全国大会はリアルにこだわる
その形式が発表されたときから、全国大会はリアルでやると宣言されていた。
なぜ全国大会はリアルなのか?
ダンスって、身体や技術、音楽性などが重要である一方で、パッション、エナジー、勢い、乗りみたいなものも大きい。そういうのはリアルじゃないと出ない。後者をどれくらい重視するかは人によって違うけど、それも重要な要素と考えるなら、それ抜きで優勝者を選ぶことに意味はあるのか?ってことになる。
そんな高度なダンスじゃないからね。パッション、エナジー、ハートみたいなものが重要だと考えているんだろう。
このダンスを盛り上げるためのコンテストなんだけど、実力主義がむき出しになると、一部の上位者以外はつらい思いをして止めてしまう。みんなをハッピーにするため、いろいろ苦心の工夫がされている。コンテスト部門以外の一般部門を作ったり、シニア部門とか初めて部門を作ったり、ハートフル賞みたいな賞をいっぱい作ったり。
あまり技術主義の世界ではない。
あるいはビジネス上の理由もあるかもしれない。この会社の命運は、このエクササイズダンスの参加人数がどれくらいいるかにかかってる。このエクササイズダンスが下火になり、やる人がいなくなってしまったら、この会社も潰れてしまう。盛り上げるためにはリアルは必須という側面もあるかもしれない。
映像投稿による予選は8月からスタートし、それを4ヵ月やって、12月に全国大会を行うことになっていた。
12月から3月に延期
しかし12月、東京はふたたび緊急事態宣言待ったなしとなり、そんな状況じゃなくなった。
そこで3月に延期になった。と同時に、全国大会のセミファイナルは半映像審査で行われることになった。
半映像というのは、東京、大阪などの地域ごとに会場に集まって、そこで数人ずつ踊る。その映像を見て、審査員が審査する。映像は映像だけど、何回でも撮り直しできる個人撮影とは違うし、集団で行うことによる乗りも出る。
地域ごとに集まるって、北海道では旭川の人が札幌まで行くの?という疑問が出るけど、このエクササイズダンスはそこまで日本中で行われてるわけじゃない。これを採用してるフィットネスがあって、教えてるインストラクターがいるからやる人がいるわけで、そこまで草の根的に広がってるわけじゃないから地域開催が可能になった。
その半映像による全国セミは、男性は全員通過し、女性は半分くらいになった。女性の方がもともとの参加人数が多く、地域大会通過者も多く、レベルも高い。そのまま全国大会出場者とするには人数が多すぎだったんだろう。会場が密になるから。
そして全国大会の開催日は3月から4月にずれ込んで4/10(土)とされた。
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