しょぼ中年vsしょぼ老人【天鳳名人戦4節1回戦】
Sは何の略か?
この日、天鳳名人戦の放送では、俺の名前の前に付いてる〇Sが何の略なのか話題になっていた。
「Pはプロですよね」
「じゃあ福地のSは何ですか?」
「なんでしょうねえ。素人とか?」
コメント欄も実況解説陣も答えが出せなかった。
コバミサしっかりせーよ!
これを読んでる方はみなおわかりだろう。そんなの決まってるじゃないか。「しょぼくれ中年」のSだよ。当たり前だろ?
当初、俺は日本雀ゴロ協会所属ということになっていた。でもさ、雀ゴロなんて特別天然記念物トキより絶滅しそうなんだから、そんな肩書きで入れたって何のプラスにもならない。雀ゴロが天鳳に集まってくることはないだろう。
じゃあなぜそうなったか? だいぶオッサン化してきたつの神様が、しょぼくれ中年も入れようと主張した。でも、しょぼくれ中年だと弱そうだってことになって、雀ゴロになったんだわ。
いろんな妥協やら何やらの結果、わけわからん形になる。この国ではよく起きることだ。
この日はオール3着が目標
さて、そんなしょぼくれ中年の俺にとって、この世の命綱は2本しかない。天鳳名人戦とnoteだ。天鳳名人戦には今後のすべての名誉がかかっており、noteには今後のすべての生活がかかっている。その2つが俺のすべてだ。
ここで負けたら俺には出られる場がもうないんだよ。ここだけなんだ。だから、ジャンナビなら東風戦1回打つだけで1000円くらいもらえるのに、金にならない天鳳を打っている。ここしかねーんだ。
そんな重要な対戦なのに、この日は自信がなかった。なんか睡眠がいいタイミングで取れなくて。
暇で暇でしょうがないのに、うまく眠れない。若ぇもんにはわからねーだろうが、老人ってそういうもんだ。
つの神様お願いします。今日は全部3着で構いません。なのでラスだけはご勘弁ください。
麻雀に自信あるやつらは、3着だけじゃジリ貧だから1位や2位を狙うんだろう。その結果、ラスを引くことがあっても、トータルでプラスになればいい。そんな頭がいい考え方をしてることだろう。
しょぼくれ中年にはラス回避しかない。ポイントを増やしたいなんて贅沢をいえるのは、人生がまだいっぱいあるからだ。老人はラスを引いた瞬間に墓場に向かわなきゃいかんのだ。
明日はない。今日のラス回避しかないんだ。いつまで回避できるか。それがすべてだ。
しょぼくれ対決となった
さて1回戦。対戦者は、ダンプ、しょぼ2号、通達の3名だった。
しょぼくれ仲間のタケオしゃんがいる。彼は中年というより老人だな。実際にはこの画像よりもうちょいしょぼくれてる。
そんな彼だが、今期は好調。彼も俺と同様に、畳の上では死なず、天鳳の卓上で死のうと思ってるはず。
起親(チーチャ)になった。
親は棒テン。親は即リー。夢は見ない。手は伸ばさない。
それがしょぼくれ中年の親の心得だ。
老人は夢を見ない
東1局、こうなったとき↓に決意した。
もう一度夢を見よう。この局は柔軟な打ち方を試みてみよう。人生100年時代だ。こういう夢を信じる打ち方をまだ捨てなくてもいいじゃないか。
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