麻雀とは重荷を背負いて遠き道を行くがごとし【天鳳名人戦1節2回戦】
しょぼくれにも五分の魂
俺はしがない麻雀ライターだ。しょぼくれ中年ともいう。
俺に残された2本の命綱、それはnoteと天鳳名人戦だ。noteには俺の生活がかかっている。天鳳名人戦は俺が人前に出る唯一の場だ。天鳳名人戦に呼ばれなくなった瞬間に、俺は過去の人となり、人前に出る機会もない引きこもり老人となる。
さて、そんな命綱である天鳳名人戦だが、そこで俺がさっそうと活躍できるかといったら無理に決まってる。若き俊英たちに勝てるわけねー。だが、どうにかして生き残らねばならない。
これは高齢化日本を象徴する、老人のジタバタした生き残り記録である。
しょぼくれ2号の飛躍
天鳳名人戦第1節。1回戦は過去とは違う展開となった。
革命が始まった。しょぼくれ中年による革命が。
ただし、革命を起こしたのは俺じゃない。タケオしゃんだ。これまでは出ると負けだったタケオしゃんが、一撃必殺のインパチを決め、その後もゾーンに入った連荘を見せ、ダントツのトップになった。
今期はしょぼくれ中年の期になる。そう思わせる切れ味だった。
よしよし、こういうのは得意なんだわ。ゾーンに入った人に張り付き、決して逆らわないようにしながら2着を拾っていく。雀ゴロとしては不可欠の技だ。
主役になろうなんて思ってはいかん。こっそりついていくコバンザメ路線で十分なのだ。
おそらく2回戦のキーになるのは、しょぼ2号=タケオしゃんだ。
松とのラス争いになった
2回戦が始まった。
東1局、松が若々しいリーチ。チートイドラ2の北タンキ地獄待ちだ。
地獄待ちが若々しいって変な感じがするかもしれないが、老獪(ろうかい)なのは地味な待ちのダマだ。地獄待ちリーチには、じっと我慢の子になれない若さゆえの焦りがある。
ゾーンに入ったしょぼくれ中年2号、タケオしゃんが、あっさりリーチを蹴った。
次局東2局、銀行員があっさり親マンをツモ。銀行員がとりあえずダントツになった。
形としては残り3人、俺=しょぼ1号、しょぼ2号、松の3人で2着からラスを争うように見える。
だがきっとしょぼ2号が抜け出す。おそらく俺と松とのラス争いになる。いかに松を叩くかだ。俺は3着でいい。3着は勝ちだ。
ゾーンに入った寝技が炸裂した
次局東3局、俺はこんな↓進んでるんだか下がってるんだかよくわからない鳴きからスタートした。
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