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渋皮のおかぴーフォローをどう評価するか?

12/12第1試合、おかぴーラス。これでおかぴーは6連続ラスという不名誉な新記録を樹立してしまった。

試合の展開が不運で、見てて辛かった。これは当然リーチだよなってやつをリーチして、追いかけリーチをくらって一発で振り込むとかね。

そして第2試合、渋皮が登板してトップ。

インタビューでおかぴーのカレンダーを宣伝し、おかぴーがいくら沈んでも全員でカバーしてプラスにするんで安心してのびのび打ってほしいと挨拶。視聴者を感動の渦?に巻き込んだ。

詳しく見てみよう。渋皮のまつかよインタビュー↓

まつかよ
1戦目、岡田選手が今シーズン本当に苦しんでいる中での大きなトップなのかと思いますが、岡田選手と共に戦ったというところもあったかと思いますが。


はい、ずっと戦ってました。

まつかよ
そこに関して、岡田選手の●●?帰りの雰囲気ですとか、チームメイトとして見ていてどんな感じですか?


いやほんとに、毎回やることはやりきっているんですけど、負けてて、本当に申し訳ねぇって言ってるんで、いやいや、岡田さんが400叩こうが500叩こうが、プラスにしますよっていう気持ちでぼくら全員いるんで、安心してのびのび打って帰ってきてほしいですね、と思ってます。

まつかよ
さあ、では最後に、このカレンダーと共に一言、カメラに向かってお願いいたします。


サクラナイツね、7連続くらい逆連対中だったらしくて、連敗ストップ渋頼むよって送り出されたんで、まあ無事ね、いろいろ危なっかしかったんですけど、結果が良くて良かったです。この調子で一気に浮上していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。(岡田さんのカレンダーを少し上げて)こちらもよろしくお願いします。

どうでしょう、このコメントは?

俺がnoteを読んでるねーちゃんは、なんてすてきなチームなんだ!と感動して、泣いてしまいました。だそうな↓

泣くほどの感動。すごくねーか?

この渋皮の挨拶について考えてみたい。これは本当に感動的な名コメントだったのか?

まずさ、渋皮とおかぴーってどういう関係だろう?

対等なチームメイトだよね。できるだけ協力しあってチームポイントを伸ばそうとする個人プレイヤー同士という関係だ。

それ以上の立場ではないよね。他の選手のポイントに責任はないし、人事権などももちろんない。

できるだけ協力するといっても、実際に協力できることはほとんどなくて、控室の空気を悪くしないことが一番。他は一緒に麻雀の検討をすることが多少あるかなってくらい。おかぴーには堀が麻雀を教えてるというので、その2人は協力関係がもうちょいあるね。

Mリーグはチーム戦という形になっていても、チームとしてやることはほとんどない。スコアリングして協力するみたいな作業はないし、「あのときはこうなってたよ」みたいな情報伝達もとくに必要はない。やってるのは普通の麻雀だから。

Mリーグのシステムをもっと複雑にして、半荘の途中、さらには局の途中で交代することが可能だったら、もっとチーム戦になる。たとえば序盤の手作りは堀がやり、中盤の手作りは渋皮がやり、リーチをかけてからは今一番ついてる選手に交代してめくりあう、みたいなチームプレイってMリーグにはないよね。もしそんな形式だったら個人成績がなくなり純粋なチーム戦になる。でも現行の方式は個人成績の合算に過ぎない。

たとえばさ、自分はプラスしてチームは負けるのと、自分はマイナスしてチームはプラスになるのではどっちがいいんだろう?

チーム戦と考えたら後者がいいに決まってる。自分は毎年マイナスでも、チームが勝ってたら何も問題なくて、首が寒くなることもない。理屈としてはそうなる。でもさ、一人のプロプレイヤーとして、それでいいと即答できる人が何人いるだろう?

損得で考えるならチームが勝つほうがいいし、建前としてもチームが勝つほうがいいけど、感情的には自分が負けるのは絶対に嫌。どのジャンルであってもプロになる人ってそういうもんじゃないか?

渋皮に、400叩いても500叩いてもぼくらがプラスにしますからって言われて、おかぴーは嬉しいと思ったかな?

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