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ゼロ本「麻雀手役大全」の欠陥とは?
ゼロ本にもの申す
zeRoさんの新刊「麻雀手役大全」について、じつは発売前に題名をツイッターで見かけた瞬間から、設計に失敗があるんじゃないかと思ってた。
そして発売された本を見たら予想通りだった。
すぐそれについて書きたかったけど、本って最初の1週間の売れ行きがすべてであって、それを邪魔すると金本編集長様がガチで怒りそう。
忖度しないと言われる俺だけど、たまにはするのだ( ー`дー´)キリッ というわけで、発売から3週間以上経って、状況はもう落ち着いたと見て、ようやく文句つけさせてもらおうと。
こんな本
この本は全38個の役について、知る→使う→勝つの法則で解説してるそーな。
それだけだとページがあまるので、後半は麻雀用語大全として、かなり戦術的な用語解説となっている。
前半の役の解説はこんな感じ↓ ホンイツだけで6ページも取ってる。
後半の用語解説はこんな感じ↓
特徴としては、文章がとにかく戦術的であること。
知る→使う→勝つの法則といったって、全部同じようなもんで、要するにどう打てば勝てるかだよね。
用語解説まで戦術的だ。1冊全体がどうすれば勝てるの?という観点となっている。
手役と戦術の相性は悪い
とはいっても、根本のテーマである役と戦術の相性は悪い。その証拠として「三色で勝つ」みたいな戦術書ってまったく出ないよね。
「リーチツモドラで勝つ麻雀」という本ならアリだけど、「三色で勝つ麻雀」という本はない。書くのも出すのも自由だけど、売れそうもない。
ぶっちゃけ役作りの上手い下手って、あまり勝敗とは関係ないんだよね。
どうしても手役にこだわるなら、「主要6役で勝つ麻雀」か「1翻役で勝つ麻雀」ならアリだと思う。出現率10%以上の役って、1ハン役6つ(リーチ、ツモ、ピンフ、役牌、タンヤオ、一発)なんだけど、それは勝敗に直結してるから。
三色や一通みたいな役まで含めて、出現率1%以上の役を扱って「手役で勝つ麻雀」もアリっちゃアリだ。
それを手役の大全にすると、リンシャンカイホウとかリャンペーコーみたいな出現率が低い役も入ってきて、そういう役って存在自体が戦術的ではない。
つまり、手役の大全であることが解説文の戦術的な観点とミスマッチとなっている。
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