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暴力大将だけは許さねえ【天鳳名人戦1節4回戦】

しなびたちんこに電流走る

俺はしがない中年の麻雀ライターだ。

人生の命綱はnoteと天鳳名人戦。その2本の綱にすがって生きていくしかない。

そんなしょぼくれた俺だが、
1回戦は2着
2回戦は3着
3回戦は1着
と十分すぎるくらい十分な戦績でこの日の最終戦を迎えていた。

しかもだ、3回戦の内容が良すぎた。対面に座っていたお知らせとかいう名前だか通達だかわからないやつを、マリオネットのようにあやつって完璧なトップ。しなびたちんこに電流が走った。

そんな浮かれた老人を見逃してくれないオッサンがいた。

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このオッサンは、3回戦は猫をかぶっていたけど、どこからどう見ても、見ての通り危険なオッサンなのだった。見た目通り暴力の麻雀。殴るか殴られるか、ただそれだけ。

『暴力大将』とは?

太昔の名作漫画に『暴力大将』ってのがある。

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これが超絶面白い。あらすじを説明しよう。舞台は戦前。

やたら喧嘩が強いチンピラが少年院に入れられ、そこで喧嘩につぐ喧嘩の果てにボスを倒して新ボスになる。
その経緯で人がいっぱい死に、日本行政史上でも最大の不祥事とされ、全員の口を封じてしまえということになって、生き残った収容生たちはみな陸軍特別部隊として最前線に送られる。
殺すためのおとり部隊として使われるが、表紙の暴力大将が彼らを率いて大活躍。フィリピンの米軍コレヒドール要塞を陥落させ、次に送られたガダルカナル島も脱出して生き延びる。
戦後になって帰国し、今度は闇運送屋になって大財閥と戦い、最後は闇の総元締めになる。
といった話。

三国志の上をいくほどの面白さだ。

あまり有名じゃないのは、たぶんこの絵柄に耐えられない人が多いのと、最初の2巻ほどがくそつまらないからだろう。2巻の後半の少年院に入るところから読み始めるといい。俺はkindle unlimitedで2回も読んでしまった。

と、なんだか熱く語ってしまった。
老人というのは、昔の漫画の話を始めると止まらなくなるのだな。

要するに俺が言いたいことは、なんで天鳳名人戦に暴力大将がまぎれこんでるんだよ!!!ということ。麻雀はインドアな遊びだぞ。インドネシアじゃねーんだ。しかもこれはネット麻雀。

4回戦はこのオッサンの暴力が炸裂することになる。

暴力が爆烈!

東1局、上家の暴力大将の捨牌がすごい。

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なんだかよーわからんけど、暴力的な捨牌じゃね? ここはいずれ危険になりそうだから先に4sを切っとくか。俺は4sを切った。

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