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久々の黄金郷は黄金ザクザクだった

最近は、部室が夜中は営業しなくなったため、夜中族の俺としては他店に行くしかない。歌舞伎町のど真ん中は雀ゴロの巣だからあまり行きたくねーんだけど。

馬鹿店に行ってみたら、コロナ対策の消毒で休みだと。

なんだそりゃ! バルサン焚くんじゃねーんだから、店内消毒なんて意味あるの? コロナは人から人に移るもんだろ。

まー文句言っても、やってないもんはやってない。というわけで、しゃーねーからエルドラドへ。

ここに来るのは久しぶりだ。祝儀枚数が多い店は、雀ゴロばっかいるのが困る。

店に入ったら4卓も立ってた。繁盛してんなー。

聞いたところでは、馬鹿店が消毒してるだけじゃなく、宝石店は停電だそうな。ライバル店が客が流れてきてるんかよ。

5勝戦を1日に3回やってて、ちょうど夜11時からのやつが始まったばかりみたい。

卓に案内された。

上家の小室直樹似は見覚えある。けっこう何度も打ってそう。対面の帽子は不明。下家も不明。

1戦目

東1、2000点の2枚をロン。

東2、ラッキーにもドラをポンできて、こんなマンガン2枚をテンパイ↓

58sは場的にいい待ちだ。

この店はみんな慎重で、こういうクイタンに雑に振り込むやつはいない。この店のクイタンは祝儀が5枚くらいあって不思議ねーからなー。

それでもいい待ちだから、下家から出てきた。

この回はトップ。

2戦目

また2000点の2枚をロン。

1000・2000をツモ。

オーラス、対面からのリーチに、2sポンされてる状態で1sをツモ切りしたら一通の高めだと。

マンガン2枚の振り込みで、トップ目からラスまで堕ちた。

むむむむ。雑だったか? つっても他に切る牌あったかな?

この店では、序盤に勝負にならない手のときは、配牌オリに近い打ち方するやつが多い印象だ。

①強力な祝儀牌がある、②手が早い、このどっちかの条件があるときじゃないと、めくり合いに参加したくないってことだろう。

俺はけっこう、つまらない手でも自然に手を進める方だ。あまり悲観的にならず、素直に打った方がいいと思うんだけどな。

とはいえ、今の振り込みで、トップからラスまで堕ちたわけで、それがチップ18枚。そして金があって2枚。合計20枚の振り込みとなった。この店では最高ランクの痛い振り込みだ。こういうのを減らすことが大事だと言われたら、それはそれで説得力ある。

順調にいっぱいアガってて2連勝かと思ったら、ラスったことで、振り出しに戻った。

3戦目

こんな手↓から1pをチーした。

三色のみの1シャンテンへ。

祝儀麻雀ではこういう鳴きはあまりおすすめじゃない。必要牌が限定されるから。赤や金や虹がザクザクある麻雀で、そういうのを使えない1シャンテンに手を決めてしまうのは、得な打ち方じゃない。

序盤は鳴かずにスルーして、こんなリーチ↓を目指した方が得だ。

でも、いーんだよ。俺は下手でいい。目先の鳴ける牌をスルーしてると精神衛生的に悪いわ。せっかく麻雀を打ちに来てるんだから、何か進んでる感覚がほしいじゃねーか。

そんな前向き?な姿勢が功を奏したのか、途中で金5sを引き、この手が500・1000の2枚オールという最高の仕上がりになったのだった。

麻雀で重要なのは何を切るかの技術論じゃない。この金5sを引けるかだ。チーした結果、金5sが流れてきた。そしてツモアガリした。その結果がすべてだろ。だってさ、2枚オールといったら、ハネマンくらいのランクのアガリだぜ?

またしてもトップ。

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