フリーライターの現在【しょぼくれ中年ダイアリー】11月24日
出版社の崩壊は進む【しょぼくれ中年ダイアリー】11月3日が好評だった(500円という高価格にしたのに7人も買った)ので、そのライター版です。
フリーライターというタイトルにしましたけど、会社員の人もいるので正しくはライターです。
俺の知り合いばっかで同世代が多くなっており、業界全体を見渡した場合とはズレてます。世代によってだいぶ違うと思うので。全体状況を見回したときは、もっとネット比重が高くなるはず。
全体として前向きな話はわずかですね。ヤバ気な状況認識ばっか(==)ウム
Aさん(女・40代なかば)
とある分野の専門家。
会社員でありながらフリーランスに近い立場で、他社から原稿依頼やパンフなどの編集を頼まれるケースが多数。
依頼してくる相手は多岐に渡る。いろんなクライアント筋とか新聞社などのメディア系とか。
この分野ではまだ権威が生きており、きちんとした評論家風の文章にはニーズがある。読者ニーズはないけど、クライアント筋からのニーズとして。
そういうカタイ文章って書くのが大変で、若い人はほぼ書けない。なのでAさんに話が来る。
書く仕事は本当に嫌がってる。嫌がってるのにやってしまうのは、仕事上の関係があって断り切れないケースが多いのと、性格的に断るのが苦手。
原稿料って昔と比べて本当に上がってない。仕事として割りが悪すぎる。
でありながら、一番しんどい仕事で神経をすり減らす。
Aさんは、イベント企画とか他の仕事もいろいろできる人で、原稿を書くのは時間の無駄に近く、逸失利益を考えたら書き仕事は損でしかない。
テープ起こしを業者に依頼することが多く、すると利益なんてないに等しい。音声認識アプリが発達してきて、まもなくテープ起こしって仕事はなくなりそうだけど、今はまだ必要としてる。
さらに、依頼相手からの無頓着な締切設定とか、無神経な修正依頼とか、嫌なことが多い。
そういう話を聞くたびに「もう全部断っちまえよ」としか言えない。自分で自分の仕事を作れる人は、業界内の付き合いとして必要なもの以外は、片っ端から断ってしまった方がいい。全部断って、その時間にnoteでも書いた方がいい。経済的にも精神的にも。
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