傷害事件⑥ 否認事件(事実関係に争いがある場合)
本日も傷害事件の弁護活動について書いていきます。
今回のテーマは否認事件(事実関係に争いがある場合)の弁護活動です。
1 否認事件とは?
否認事件とは事実関係に争いがあるケースです。
具体的には以下のような事件です。
・傷害罪の容疑をかけられているが、「犯人ではない」と主張する場合
・「複数回殴った」との容疑をかけられているが、「殴ったのは1回」と主張する場合
否認事件では以下の対応が考えられます。
2 取調べ対応
否認事件では取調べの対応が特に大切です。
大きく分けると、以下のような対応が考えられます。
・捜査機関に対して自身の主張を伝える(犯人ではない等)
・黙秘をする
取調べでは非常に緊張することが想定されます。そのため、自身の主張を捜査機関に適切に伝えられるとは限りません。
弁護士と相談しながら適宜対応していく必要があります。
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3 示談交渉をする場合もある
否認事件においても示談交渉をする場合があります。
もっとも、注意が必要です。
通常の示談は罪を認めて謝罪することを前提としているからです。
慎重な対応が必要です。
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