シユートメと青いゴミ袋
87歳のシュートメが高速飛ばして1時間の距離にいます。シュートが亡くなってからの一人暮らしはもう10年。
家のすぐ横のゴミ捨て場にゴミ出しができない。歩いて15分のスーパーには行けるのに、ゴミは出せない。なぜなんだ。
(家の中でも杖使う)
溜まってきたら便利屋さんを呼んで持って行ってもらうらしい。それが2万だか4万だか高額で。
なんとかしろと親戚に注意されたので(払ってるのはシユートメですけど)調べてみると、いくつか方法がありました。
1. 民生委員さんを通して、ボランティアを依頼。
ゴミの日に来て、ゴミ出ししてくれる。
30分500円
2. 要支援認定を受ける。
審査があるが、要支援2なら週1回収。
月1500円
すごい！安い！ありがたい。
要支援認定もらうのに手続が必要ですが、やりますよ、お安いご用です。
しかし、渋るシュートメ。
耳が遠いので、筆談まじりで話はなかなか進みません。
が、私の説得に「そうやねえ」とようやく納得してくれた様子。
私「じゃあ、透明か半透明のゴミ袋にいれて置いとけば持って行ってもらえるから…」
「それはあかんわ、青い袋やないと‼︎」
訳のわからんワガママ言うたらあきません！
今どき青いゴミ袋なんか使う人、日本中探してもいませんよ！しらんけど！
思わず荒地の魔女を叱りつける私。
なんやねん、わかったで。結局、あれやな、
「奥様」やねんな。
ゴミ出しなんか、嫌いざます。分別めんどうざます。お金を払うざますから、黙って持って行くざますってか。
民生委員さんにお願いするとか、要支援2だから、サービス受けるとかは嫌なんだ。
どんなに手厚い支援があっても、それが支援である限り、支援される人にはなりたくない。
私は、そこをようやく悟って腹が立つやら呆れるやら。
すると。
「遠くほりにいくわけやあれへんのやから、そんなもん、ほるほる。」
ほんまですか？
ゴミ置き場は家の横なんです。
自分でゴミの日に捨てに行けない訳ないって、前から言ってるよね？
透明の袋？ふんふん、あるある。やて。
そんなん言うて、絶対また溜め込んで、便利屋呼ぶよね。
ゴミ捨て嫌いだもんね。
でも、もう疲れたからどうでも良くなって、じゃあそう言うことでって帰ってきてしまいました。
何ひとつ解決していない…。
うわーん！山行ってくるーーー！