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素敵な老夫婦のおうちにお邪魔して。

素敵な田舎暮らし移住せずに満喫されている老夫婦のおうちにお邪魔させていただいた。

福地家の手前味噌作りの時に、大豆をミンチ状にする機械をお借りしてあったので、長女とお返しに行ったのだ。福地家も食は、有機食材中心になって約4年。食材を購入している会社を通じて、色々なコトを学ばせていただいている。

自宅から約25分のところで、同じ市内でありながら、別世界が広がっている場所でもある。
市内でも、農業パイロット事業で、広大な土地を農業の生産者や農業をしたい方に提供している場所があると知ったのは、ほんの4年前。

その中に偶然出会った有機農業の生産会社の社長さんの農地もある。その横に300坪の農地と作業兼別荘の小さなおうちがあるのだ。

老夫婦は、ご自宅は都会にあり、移住せずにご自宅と畑を行き来されている。広大な畑の一部を自分たちの別荘兼作業小屋を手作りされている。
有機農業会社の会員さんでもあり、自分たちの畑を重点的にしながら、会員である有機農業の加工部門も手伝っているのだ。

300坪の畑には鶏の鶏舎もあり、10羽の鶏たちが元気に動きまわっていた。
色々な野菜も作っているが、旬の野草も大事にされてる。よもぎ、ハコベ、土筆など、欲しい時に欲しいだけ採ってすぐ調理したいとのことで、一部分は野草をあえて生やしている。

老夫婦曰く、

草が生えた畑を嫌がる方もいるが、私たちは、旬の自然に生えてくるものも大切にしているし、食べたら最高に美味しいよ。これが、楽しくて。

とのこと。

そして、おうちに招き入れていただき、旦那様が
珈琲をたててくれたのです。そして、奥様お手製のオレンジピールがお茶のお供。何気ないご夫婦の接客に温かさが満ちあふれ、生き生きされている様は、羨ましい限り。
珈琲とオレンジピール、凄くあってとても美味しい。

奥様曰く、
お客さんが来た時の珈琲は、主人の仕事なの。
と笑顔で。

100人乗っても大丈夫のヨドコウの8畳のおうちに丸太で、日差しを作り、それを囲って、キッチン・ダイニングに。土間仕様で、畑から靴のまま台所仕事が出来る使い勝手がいい空間。
知り合いに手伝ってもらいながら、おふたりの基地を作っているみたいだった。

土間には、枕木を敷き詰めて、2人掛けのテーブルと椅子。そして、整理整頓が出来るように、手作りの棚。自分たちで設置したストーブ。
少し手狭でも、全てコンパクトに片付けられていて、なかなか居心地が良い空間なのだ。
不思議と狭く感じない、心地よい空間が広がっていた。

奥様曰く、
最初は、8畳のおうちから始まったけど、今は当時からしたら、想像つかないくらい色々プラスされて、基地になっているね。色々な方に手伝ってもらいながら、無計画でここまでになったけど、本宅はまだ手放すコトは思ってないかな。
と。

老夫婦は、おふたりとも穏やかで、いつも笑顔。
80歳なのに、ほんと若々しい。自然と溶け込んだ暮らしが、楽しくて仕方がないと言う感じで
ホントに生き生きされている。

別荘兼作業場所なので、本宅と行ったり来たり、主にご主人様が、週2回片道1時間30分を行ったり来たり。

生ゴミは全て肥料として。全て有機食材を手作り。鶏も卵を産めなくなると、鶏肉として。
畑も完璧を目指さず、自分たちのペースで、楽しみながら。他と比べないことが、ここの暮らしを豊かなものにしている。

もうこの生活を20年続けているとのこと。
自宅はあるが、ここの生活が充実しているから続けているとおふたりとも笑顔でお話しをしてくれた。

福地家も手前味噌作りは、無事終了。
今度は、梅干し作りに挑戦しようかなあと。
老夫婦に教えていただきたいとお願いしながら、
300坪の畑の見学をさせていただいた。

丁寧な暮らしとは。仕事が暮らし、暮らしが
仕事。
色々と感じることがあり、考えさせられた日でした。
そして何より、素敵な老夫婦に癒されて。

道を挟んだ広い土地には、牧場があり牛さんが野放し。その向こうにも、畑が広がっていた。
絵本にでも出てくるような風景が目の前に広がって。
時間なんて関係ない、ゆったりとした別世界に、ほんの一時間いられたコトが、特別なギフトになった。

将来はこんな老夫婦になりたいな。

ヒロさんとわたし、福地家復活プロジェクト進行中。
どこまで、こんな心穏やかな老夫婦になることができるか只今勉強中。


今、人生どう生きるかは自分次第だと、改めて実感できた。
どんな人生であれ、意味があっての今の暮らし。
その意味を自分が理解し、腑に落ちた時点から、
ホントの自分らしい暮らしになるんだろうなあ。
やりたいコトをやりたいだけやる暮らし、心と身体が一致した暮らし、年齢に関係なく、内面から豊かになるんだなと。おふたりの肌艶が半端ない。

最後に老夫婦からのお言葉

人間は、どんな状況になっても、今どうするかを自分たちで考えれば、どうにかなる。

と、おふたりとも笑顔で話ししてくれました。

至福の時間をありがとうございました。

いつもいつも日記を読んでいただきありがとうございます。






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