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文化人類学カフェ2015年6月

<グローバルな感覚って??>


 5月29日の人類学カフェでは、いろんな国の「イメージ」の話になりました。たとえば、南太平洋の島国には、木々に色とりどりの果物がなり、お腹が減ったら、もいで食べ、のんびりと昼寝をしている。そんなのどかなイメージがあります。

 でも、現実には現金収入を得るために、身を削って過労死する人もいます。イメージの向こう側には、当然ですが、様々な人が暮らしています。

 見知らぬ外国にぼくたちは「イメージ」を持たざるを得ません。イメージを越えるためにはその国を訪れ、住んでいる人たちに接するのが一番なのかもしれません。

 ですが、日本にいながら「イメージの越え方」を学ぶことはできます。それはまったく知らない誰かと知り合いになることです。別に、外国の方でなくてもよいのです。近くにいる人でよいのです。派手な服装をしている人が意外にまじめだったり。強面な人が実は気が弱かったり。第一印象は容易に裏切られます。そのズレを意識することが「国際感覚」へとつながっているように思うのです。


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