17歳の遺言書
こんにちは。こんばんは。
お久しぶりです。
またこの季節がやってきましたね。
最近はどうお過ごしでしょうか。どうもやる気がでなくて、毎日なんだかなぁ、という気持ちでいませんか。全く、人生って面倒です。遠回りばっかりで、でもやらなくちゃいけなくて。
生きてるだけで本当に偉い。貴方も、私も。
そんなわけで、今年も誕生日がきました。
今日も素敵な日になりました。
いつも私を支えてくれている貴方、これを読んでくださっているその貴方へ、
本当にありがとう。
ここ数年は、誕生日に何かしらをやってました。
14歳と15歳はヘアドネーション、16歳は献血をはじめました。
17歳の今日は、遺言書を残します。
いま必要なわけではないけれど、15歳から遺言書が有効になるらしいので。
折角だから、書いてみます。
17歳の、いまの私を残しておきたくて。
まずは、これを読んでいるみんなへ。
いつも本当にありがとう。みんなと出会えて、とっても幸せです。私と出会ってくれてありがとう。
親友のあんたたちへ。
いつ会っても、ずっと会えてなくても、あんたたちだけは変わらないでいてくれるって思ってる。馬鹿みたいなことも、オチがない話も全部覚えてるよ。
ごめん、ほとんど覚えてないかも。
でもあんたたちといることが大好きで、心の底から愛してる。私は幸せだよ。
家族にも書こうと思ったけど、まだ恥ずかしいからあとでにするね。でもこれだけは伝えたい。この家族に産まれて良かった。
お葬式は楽しくやってほしいな。
今の私は紫と青が好きだから、その色をどこかに纏ってね。黒だけの服なんて古臭いよ。シックでかっこいいけれど。できれば軽装でね。私が息を吹き返して、打ち上げに焼肉行こうって言われてもいいようにね。
お花は私の好きそうなものを選んでね。
お葬式向きじゃなくて大丈夫。これ、アイツっぽいな〜って選んでくれると嬉しいな。
最後の挨拶の時は、私と笑ったことを思い出して。
笑いすぎて泣くのはいいけど、泣きすぎないでね。もらい泣きしちゃうからさ。
私の本棚の本は、好きに読んでね。
お勧めは、世界遺産の本か星野源の本かな。
でも、吉富多美さんの「きっときみに届くと信じて」は自分で探して読んでみて。大好きな児童書なの。
お葬式の最後はマツケンサンバIIを流してほしいな。
私の友達はみんな歌って踊ってね。私も踊りたくなっちゃうくらい、大きくね。
あと、燃やされちゃう前に、金木犀の香水を振ってほしいな。
いい香りを漂わせたいのさ、欠片になる前くらいはね。
もしみんなが辛くなっちゃった時は、
「そういう日もあるよね」
って心の中で自分を励ましてね。
私がそうやって生きてきたからさ。
泥だらけの世界で生きるのって本当に疲れるし、
いつかは死んでしまうから何にも価値を見出せないことがある。
というか、そんなことばっかり。
でも、みんなのおかげでまだ生きれるな、生きないとな、って思ってるよ。
取り敢えず死ぬまで生きてみるからさ、みんなも隣で歩いてみてよ。
抜け駆け禁止ね。
それじゃあ。
今日も明日も、この先もずっと、
福が渡りますように。