看護大学を卒業した今、私が思うこと
辛くてでも楽しくて、ワクワクできるカオスすぎる”看護の世界”。
そんなカオスな世界で4年間を過ごし2022年、3月9日、私は看護大学を卒業した。
卒業した今の思いは『ホントに色んなことがあったなあ』ということ。
定期テストは量が膨大すぎて寝れなくて地獄 実習記録に加え事前学習もあり寝れなくて地獄 国家試験勉強のストレスで寝れなくて地獄
看護大で4年間過ごしてきてやっぱり一番辛かったことは最後まで”勉強の量が膨大すぎること”と”寝れないこと”だったなあと。看護学生あるあるや看護学生のSNSアカウントを見てみると『看護は闇』と言われることが多くてマイナス意見ばかり見かける。まあ確かに事実である部分は多い。
でも私は決して辛かったことばかりではなかった。 むしろこの4年間は自分にとって人生の選択肢の幅がぐんと広がったほど貴重なものだった。
入学当初は助産師を志していたのにある先生に出会い、研究の面白さを知り、もっと研究の勉強をしたいと思って急な進路変更。『助産コースの試験は絶対合格すると思う』と先生から言われていたのに。でも急な進路変更をしたおかげで『大学院進学』と『研究者の道』が私の人生の選択肢に追加された。それほど楽しくて面白かった。
あとは”性教育活動”と”もあふるオンライン教育実習”。講演会・イベントの立ち上げ、プロジェクト立ち上げ、クラウドファンディング、運営、、、。本当に沢山たくさん色んな経験をした。辛かったこともたくさんあったけれど大学の先生にはすごく応援して頂いた。
廊下で会う度に『今、どんな感じなの?』『今度何かイベントあるなら教えてね』などと声をかけて頂いたり、クラウドファンディングも支援して下さったり。そして3月9日の卒業式には社会貢献活動に著しく貢献したということで表彰もして頂いた。まだまだマイナスイメージのある性教育の分野である中で大学に自分の活動を認めてくれたのが本当に嬉しかった。
それと町の保健室みたいな訪問看護ステーションを立ち上げ地域に一番近い看護師になるという夢ができたこと。これは今度のnoteの記事で詳しく書こうと思う。
そして4年間過ごしてきて一番の宝である最高の友達ができたこと。楽しい時も辛いことがあった時も常に隣にいてくれたのは友達だった。本当にこの4年間を一緒に乗り越えた親友であり戦友である最高の友達は私にとって大きな財産である。
私は卒業式の時にある一通の手紙を友達からもらった。その友達はいつも会うと私にハグをしてくれた。その手紙にはハグしてくれていた理由が書いてあった。
『周りで辛い思いをしてる子がいたら声をかけてる結愛ちゃんだから私はそんな結愛ちゃんにあったらハグをしようと決めてた‼︎』と。
その子のハグはいつも温かくて私はとっても好きだった。そんなふうに見てくれてたんだという驚きも嬉しさも感動もあって思わず目がうるうるした。今の時代、機械媒体で文字を送れてしまう中、お手紙はやっぱり温かくて好きだし何より言葉で伝えてくれる友達が本当に素敵だなと思った。
私の友達はみんな温かい。私が病気を持っていると知ってても色眼鏡で見ない。『何かあったら遠慮なく言ってね』と優しく言ってくれる子もいた。自分の心配性な部分を一緒になって確認してくれる子も。何から何まで温かかった。沢山たくさん助けてくれた。
そんな大好きな友達たち、4年間本当にありがとう。
私は周りと環境に恵まれすぎている。ありがたいくらい。
4年間で得た沢山の宝物、私は大切に大切にしていきたい。
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