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新居歩美さんと出会った話

新居歩美さん。苗字は「しんきょ」ではなく「にい」と読む。香川県出身のアイドルである。

高校2年生の彼女はこの夏、東京を中心とする芸能プロダクション会社が主催したアイドルオーディションに合格し、1人のアイドルとしてデビューを果たした。

私が彼女を知ったのは、コロナによる緊急事態宣言が発令されて1ヶ月ほどが経った、5月20日だった。すでにその時、彼女はオーディションに参加しており、Twitterアカウントも動かしていた。ただ、アカウントを作成したのが5月17日であったため、Twitterを通してファンと交流し始めてからたった3日で私は彼女と出会ったことになる。

私が彼女の存在を知ったのは、Twitterでフォロワーさんのツイートを見たことによる。多くのフォロワーさんは、大規模なアイドルオーディションが始まり、数多くの候補生たちがいることを注目していた。TLに個性豊かな候補生たちが何人も流れてきたが、その中で特に目を奪われたのが新居さんだった。くりくりとした目、愛くるしい表情、凛とした佇まい。とんでもない候補生が出てきたなと思った。

背中から頭のてっぺんまでを即座に駆け巡った熱い衝動は、オーディション期間中続いた。案の定、彼女の人気は他の候補生のそれとは一線を画していた。私のツイートを見たフォロワーさんの影響も相俟ってか、新居歩美の名前入りツイートとタグ数、配信の視聴者はうなぎ登りに増加していった。

当初、彼女の可愛さにばかり目がいっていたが、時間が経つにつれ、配信中に垣間見れる家族との仲の良さや観る人をクスッとさせるユニークな性格、オタク心を掴む話術の巧みさに引き込まれていくようになった。可愛いのは当然であるが、周りが笑顔になることを自分も楽しんでいるようなその彼女の姿に、私は「好きかもしれない」と次第に思うようになった。

コロナの影響で対面でのイベントが軒並み中止になる中でも、彼女はTwitterやインスタグラムを上手く活用し、ファンと交流を重ねながらアイドルへの道を着実に歩んでいった。

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7月26日、彼女の所属グループが正式に決まり、9月20日のお披露目ライブで正式にデビューを果たした。今では様々なライブをこなしながら、他のグループのアイドルの先輩たちとも積極的に交流を深めていることがツイートから読み取れる。高校生活の途中で地元を離れ、都心で一人暮らしを始めるというのは、非常に勇気のいる決断だったに違いない。東京を拠点にしなければならないことからも、オーディション時に上京はすでに覚悟していたとは思うが、その覚悟と実際の上京後の決意ぶりには驚かされるばかりである。もちろん大変だと思う。初めてのことの連続で戸惑うことばかりだろう。しかし、彼女からは新しい毎日をとにかく楽しもうという姿勢が凄く伝わってくるのである。本当に素晴らしい。

コロナ禍で社会が大きく変化している状況だからこそ、東京への上京を許した親御さんは不安でいっぱいだろう。本人以上に親御さんは心配に違いない。

彼女はどこまでも健気でたくましく、誰よりもアイドルであることを全力で謳歌しようとしている。だから親御さんも送り出してくれたんだと思う。多くのファンもそのような彼女のひたむきな姿に心を打たれたのではないだろうか。「頑張ります」という言葉を全力で発することに躍起になるのではなく、アイドルとしてのパフォーマンスや普段の行ないをただ自分が楽しく、情熱を持って取り組む、それだけを見ているような気がする。それが新居歩美というアイドルだろう。

実際、恥ずかしい話だが、まだ彼女とは会ったこともなければ、ライブにも行ったことがない。「これからのお楽しみ」と言えばそうなるが、いずれにせよ、これから私は彼女のアイドルとしての道を応援していきたいと思う。

美しく歩み、歩むたびに美しくなるアイドルでいてほしい。見ている人を幸せに、笑顔にさせる理想のアイドルへの道を、今、新居歩美さんは歩み始めたのかもしれない。

あゆちきいて。あゆち頑張れ。

#新居歩美 #アイドル #アイドルオーディション #アキシブproject  

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