見出し画像

堀之内聖と私③

新人戦南部支部予選では、浦和学院に決勝で0-1で敗退したが、新人戦県大会(選手権予選ベスト8と東西南北支部の決勝に残った8校と合計16校で争う)で決勝で武南高校を降し、見事優勝した。

堀之内少年にとって、浦和市立高校は第一志望ではなかった。本当は当時のサッカー少年たちの憧れの武南高校でサッカーをしたかったのだ。三室中で全国大会に出て活躍し、武南高校から声がかかるかもしれないと思っていたら、同級生の2人は武南に誘われたが、自分は誘われなかったので「よーし、浦和市立高校に進学し、武南に勝つ!」と堀之内少年は中学3年生のときに心に誓ったそう。

そこが彼の凄いところ。武南高校サッカー部に誘われず落ち込むどころか、それをエネルギーにして頑張り、高校入学後に本当に武南高校に勝ってしまうのだから。

Jリーグの村井チェアマンがプロ選手に1番必要なものは「リバウンド・メンタリティー(壁にぶち当たっても乗り越える力)」だと話されていた(最近は前橋育英高校サッカー部監督の山田耕介先生もよく使う言葉)が、堀之内少年には、このリバウンド・メンタリティーが備わっていた。では、そのリバウンド・メンタリティーは、どうやって身につけたのか?

いいなと思ったら応援しよう!