教師になる前(高校時代)⑥

2年生の時、群馬国体が開催されたため、国体候補選手に選ばれていた私(たまたま12月に行われた地域対抗戦で活躍した。その前にセレクションがあったが、垂直跳びや50mのタイムの測定があったので、身体能力の低い私が選ばれるはずもなく)は、1年生の年末から2年生の夏にかけて、週1回、平日の練習会に参加した。授業に出なかったので、元々悪かった成績はさらに下降していった。同期のキャプテンも選ばれていたが、彼は何かと理由をつけてはサボっていた(彼は学年トップクラスの成績だったので授業を欠席したくなかったのだと思う)。

週末は毎週のように遠征試合、宿泊所は、だいたい大部屋。布団が積んであると「ふくT、ちょっと来て」とヤンチャな他校の先輩に「バックドロップ!」とプロレス技で投げられるのが私の役目だった^^;

中学時代、先輩たちに疎まれていた私は、他校のヤンチャな先輩に可愛がられることに心地良さを感じていた。

国体代表は16名が選ばれ、高校同期のキャプテンは選ばれたが、私は落選。後半から出場することが多かったので、もしかしたら残れるかと思っていたが、特に後悔はなし。

直前に親と先生方との飲み会が設けられたが、私は父に「行かなくていいよ」と告げた。体が弱く長期入院していたこともあるし、あまり人付き合いが得意な人ではなかったので。

後に、前年度は国体代表選手だったのに、群馬国体では選外になった先輩に「俺んところと、お前の親だけ飲み会に参加しなかったらしい」と言われた。そういえば、国体スタッフの先生に「ふくTの親御さんはなんで飲み会に来なかったの?」と聞かれたことがあった。まさか親が飲み会に参加したかどうかが選抜に影響するとは思わなかったが、もしそうだとしても構わないと思った。国体代表選手の肩書きで大学に進学できる人が1人増えるのだから。

いいなと思ったら応援しよう!