教師になる前(中学生時代)②

中学2年生も終わる頃、サッカーも勉強もしたいが、高校はどこへ進学すべきか思案していたところ、たまたま『イレブン』というサッカー雑誌(実家は本屋なので雑誌は読み放題)の「高崎高校新人戦優勝」という記事が目に入った。この1行の記事を読んだため「群馬に行けば全国大会に出られるかも?」と思った。

確かこの年まで高校サッカー選手権は群馬県と栃木県の2県で1校出場だったが、翌年からは1県1校に変わり、高崎高校は全国大会に出場した。つまり、中3の時に全国大会に出場したのを観たのが我々の代だった。

担任の先生に「高崎高校に行きたい」と告げると、「入試の問題の傾向(その当時、埼玉県の入試は200点満点だったが、群馬県のそれは500点満点だった)が違うので薦められない。熊谷高校ではダメなのか?」と言われたので「サッカーの強い高校へ行きたい。だから高崎高校」と言って、決して折れなかった。

結局、初志貫徹し、無事、高崎高校に合格した。埼玉県で中2の時に準優勝を経験していたし、当時はまだ前橋育英もそんなに知られていない頃で、群馬県はサッカー後進県だという認識だった。しかし、入学後、自信が打ちのめされた。

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