常歩と私⑥
慶應大学(けいおうだいがく)ソッカー部(サッカーではなくソッカーです)キャプテンが熊谷高校を訪れ、二軸動作(にじくどうさ)を卒論(そつろん)のテーマにしたいので、サッカー部員にインタビューをさせてほしいとの申し出がありました。
彼に二軸(にじく)トレーニングの動画(どうが)をお見せし、実際(じっさい)にやってもらいました。その日は定期考査前(ていきこうさまえ)で生徒はすでに下校(げこう)している時間(じかん)でしたので、熊谷高校OBで大学生の吉田健太(よしだけんた)君(※2025シーズンは阿部勇樹監督の下でレッズユースのコーチ)にお手伝いいただきました。
慶應(けいおう)の彼にやってもらったのは、膝(ひざ)を抜(ぬ)きながらのトラップやインサイドキック、地面反力(じめんはんりょく)を利用(りよう)した動き出し等(とう)です。サッカー塾のみなさんができるようなことをJリーガーを目指(めざ)していた彼がうまくできませんでした。
トレーニング実践(じっせん)の後、堀之内塾長に彼を紹介して、Jリーガーになるための心構(こころがま)えをアドバイスしてもらうため熊谷駅から浦和駅までの高崎線の車中(しゃちゅう)で、タブレットの二軸動画(にじくどうが)を見せながら解説(かいせつ)をしていたところ、彼が「楽しすぎます。1年生のときに(彼はそのとき4年生)先生に会いたかった」と言ってくれました。
彼には数回(すうかい)会っただけですが、とてもすてきな青年(せいねん)で、サッカー塾のみなさんが、将来(しょうらい)、彼のようになってくれたら嬉(うれ)しいなと思います。
続きはまた次回、ではまた。