2024年7月18日(木)ゴッドハンドOTリハビリ⑩

ふくT:T
妻: P
ゴッドハンドOTさん: G
(仰向けに寝た状態で)
G先生は私の椅子を用意してくださり、近くで見るよう促す。さすがベテラン神の手。周りの目を気にしない。
G:股関節の屈曲の力が出て来た。
T:どういうことでそれが分かるんですか?
G:膝を伸展した状態で足が上がるようになってきた。腸腰筋で挙げている。
T:それは腸腰筋の力がアップしたのか、それとも、腿前にスイッチが入ったんですか?
G:神経が回復してきている。筋にスイッチが入っている。
T:今はこうやってG先生に面倒見ていただいているからいいですけど、あと2か月経って、こちらに通いリハに来れなくなるのが恐怖です。
G:それまでに、やれることは全部やる。
T:今はどこを意識してるのですか?
G:外側広筋(腿の外側の筋肉)。ここだよって情報を送っている。筋肉にボリュームがあって1番スイッチが入りやすい。
T:ただ膝の曲げ伸ばしをするのではなく、外側広筋に刺激を入れながら曲げ伸ばしをやるんですね。
G:そう。
T:いまは緩めることを30分くらいやっていますが、それ以外にやった方がいいことはありますか?
G:立つ練習。荷重をかける。
T:左足で立つことは、車の乗り降りしかない。
G:両足に荷重。右にも左にも荷重がかかるように。右足を手がかりに荷重を左右にずらしてやる。
T:それは左足荷重の時は私が彼女の左膝をロックしてやる?それともロックしない方がいい?
G:ロックしてやった方が股関節に入る。ただ、膝に入れたいのならロックしない。ロックしないで膝折れがしない範囲で。
T:最近、私も慣れてきて、左膝が折れそうになるとロックできるようになった。
G:それでいい。
T:そこは長母趾屈筋ですか?
G:もっと内側。虫様筋。ここを緩めている。前はここを触るとすぐに反応があったけど、最近はだいぶ緩んできて反応する部分が減ってきた。ここの緊張が解けると足関節背屈が出てくる。踵に体重がかかるといい。踵が浮いていると、ちょっとした刺激に対して膝が曲がる方向に動いちゃう。
T:その反応はクローヌス?
G:そう。クローヌスに近い。
T:痙縮(けいしゅく)と同じ?
G:痙縮と同じ。筋緊張。痙性(けいせい)が高い。前は虫様筋のどこを触ってもすぐにこの反応があった。反射的に動くんだよね。
P:そう。
T:前よりは緩んできた?
G:そう。
T:腓腹筋の内側の中でも上の方が硬い?
G:そう。
G:股関節や足首に力入れないで、膝だけ伸ばすのは難しい。
T:レッグエクステンションみたいな動きはできない?
G:できない。
T:膝と股関節を連動する動きの方が易しいのですね。
G:座ってやってみよう。左足で前にキックしてみて。
T:これは自分の意思で動かしている?
G:そう。
T:おおっ!凄い!
G:これは今日初めてできたよね。
P:はい。
G:初めて神経が通った。Pさんとはこういうことは何回もあったよね。

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