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サッカー指導者として飛躍(浦和市立高校)時代32 

高校サッカー選手権をベスト8で終えた後、すぐに新人戦のシード決め(選手権県大会ベスト8に残ったチームは、自動的に16チームからなる新人戦県大会に出場できる)の試合があり浦和学院と対戦していた、そこで選手権優秀選手による練習会を終えたばかりの堀之内が出場し、前十字靭帯損傷の大怪我をした。全治6ヶ月の怪我のはずだった。

3月末、当時、浦和市立高校サッカー部は沼津のフェスティバルに参加していたが、堀之内は帯同して、数試合出場したが、痛みがあり、途中から出場しなかった。指揮官から「試合に出るために来たのではないのか」と言われたが、彼は試合に出るのを諦めた。

その遠征では、22時消灯だったが、1年生が22時過ぎて廊下に出ていて、監督に「何している?」と言われ、涼しい顔をして「洗濯です」と答えたところ、「明日、全員5時に玄関前集合」と監督。

翌朝5時から宿舎前の坂道を2時間ダッシュの繰り返し。それを堀之内はただ見ているしかできなかった。私は宿舎の方に「先生、早朝から外で大声出して走るのは勘弁してくださいよ。近所から苦情が来ました」と言われたので、「大丈夫です。この噂が数年は伝わって、消灯過ぎてウロチョロする生徒は出てこないでしょう」と答えた。事実、そうなった。

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