教師になる前(大学時代)

大学1年生の時、秋のリーグ戦は得失点差で優勝を逃した我々稲穂キッカーズたが、2年生の時は、得失点差が同じで、総得点の差で優勝した。その後関西の同好会1位のチームにも勝利し、日本一の称号を得た。

優勝した日のことは、今でも覚えている。人生で1番の思い出だ。当時流行った明石家さんまさんのキッコーマンのCMの音楽に合わせて、みんなで「稲穂キッカーズは日本一、日本一♪」とみんなで何度も合唱して大騒ぎした。また、長渕剛さんの『乾杯』を肩を組んで歌った。

今はどうか知らないが、我々の頃は、オフィシャルの飲み会の後は、応援歌、校歌、そして人生劇場を肩を組んで合唱するのが常だった。そんな時代だった。

1年生の時に9単位落としていたが、14:30からの練習を休むわけにはいかなかった。当時、多くの学部で出欠を取らずに授業が行われていたが、我々教育学部英語英文学科では出席するのが前提だったので、4年で卒業するために必死だった。練習日と重なる日には、友人に影武者になってもらったりした。「ふくT君」と呼ばれると影武者が返事をし、周りの学生がくすくす笑っていたそう。先生は顔を覚えていないから、そういうことが可能だった。

今思えば、もっと勉強すべきだったとも思うが、かけがえのない仲間は宝物である。

いいなと思ったら応援しよう!