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サッカー指導者として飛躍(浦和市立高校)時代20—ブラジル珍道中16
ブラジル17日目、午前中はフリー。「ぼん」とパウロさん組vs日本人指導者2人組でテニスをした。大敗した。ブラジル人は何をやっても上手い。通訳さんが「ブラジルが本気を出せばどんなスポーツも世界一になる」と話していたが、その後、バレーボールで世界一になった。浦和高校の先生は国体成人男子サッカーの埼玉代表選手だったので、浦和高校の生徒で浦和セレソンでカピトン(キャプテン)だった男に「相当努力したんだろうね。テニスをやっている姿だけ見るとサッカーで活躍している姿が想像できない」と話したら「僕もそう思いました」と答えた。ちなみに彼は現在、浦和レッズレディースの広報を担当している。1995年にブラジルにいた時に、彼みたいな子が将来サッカー文化を支えてくれたらいいなと思っていたら、2019年、私が浦和レッズサッカー塾で働くことになり、クラブハウスの席に座り、横を見ると彼がいた。その前には堀之内聖が。同じ部屋に、私と教え子の堀之内聖とカピトンがいる奇跡。
午後は疲労回復トレーニング。20分間のストレッチの後、20分間のランニング(自分のペースでリラックスして。ボールを使うなど余計な力が入ってはだめ。絶対に止まってはいけない。こういう時に止まると、試合中に止まる習慣がついてしまう)。
夜はガウショGKコーチに誘われcidadeへ行き、コリンチャンスのサンパウロ州選手権の優勝を祝うお祭りに参加。途中、制服を着たお巡りさんに熱狂的なファンの集う店に連れて行かれ、太鼓を叩かされて、サンバを踊らされた。
コリンチャンスサポーターの集まりなのにパルメイラスの緑色のペンを胸ポケットに入れていただけなのに、凄い勢いで何か言われ、人だかりができた。「ペンを持っているだけでこんな扱いを受けるのか?」と疑問に思いつつ、怖いからペンを隠した。
ホテルに戻りロビーにいたご婦人にYou, it’s beautiful.と言われた。その前にもボニートと言われたことがあった。どうやら、ブラジルで受ける顔らしい。そういえば、中学生の時にミスターブラジルとサッカー部員の友達に言われたことがあったのを思い出した。