2024年11月26日(火)記録 先輩教師⑦
七三分け先輩ともう1人の数学の先生(確か、当時、上智大学の助教授にならないかと声をかけられていた。私が「僕だったら大学の先生を選びますよ」と話したら、「高校生に教えるのが好きなんです。ここにいさせてください」と彼。その数年後、県内トップの男子校に異動し、今は県内トップの女子校に勤務)の真面目な先輩教師お二人と、教師になって3年目から、ほぼ毎日夕食を共にするようになった。部活の顧問になりたくて教師になった私が、彼らのように優秀で真面目な教師と馬が合うのは不思議だったし、有り難かった。彼らのおかげで、教師にとって一番大切なのは真面目に取り組むことだと学ぶことができた。
部活が終わってから職員室に戻ると、お二人が仕事をしていて(能力が高いから仕事が集まっていたお二人)、3人で1日おきに、近くの和食屋さんと洋食屋さんに交互に通っていた。夕食が終わるとまた学校に戻って、翌日の授業の準備をする毎日だった。だいたい我々3人が最後の戸締りをして警備をかけて帰るのが常だった。
岸谷五朗さんや長渕剛さん、コサキン(小堺一機さんと関根勤さん)の深夜ラジオを聴きながら帰った。今では考えられないが、当時は、若手教師が夜遅くまで学校にいるのが普通だった。そんな時代だった。