純正パンケーキも脅威になる?ULTRON 27mm F2がCP+2023に参考出品
私の所持機の1台、FUJIFILM X-E4。
コンパクトで気に入ってますが、手持ちのレンズはX-Tシリーズの機能性中心で揃えていたため、軽量化など機動力を活かせていないのが実情です。
このため、焦点距離を犠牲にしてでもパンケーキレンズが欲しいのですが…
現状では寄れない、AFが遅いなどデメリットが多く、手が出せないのが現状。
まぁ、パンケーキに色々求めるのは野暮だとは思っていたのですが…
先日横浜で開催された「CP+2023」にて、コシナのブースでFUJIFILM Xマウント用27mmパンケーキレンズが参考出品されました。
(発売時期や価格などは未定)
純正パンケーキは18mmと27mmがあり、27mmは2021年にWR(Weather Resistant ; 防塵防滴)対応されています。
しかし、寄れない、DCコアレスモーターでAFが遅く音がするなど、購入には敬遠していました。
純正以外では、銘匠光学(TTArtisan)がAF対応(ステッピングモーター搭載)の27mmパンケーキが発売されています。
これだけでも、防塵防滴未対応を除けば、純正にとっては脅威。
これを、MFながら更に(いい意味で)頭を悩ます、素晴らしいと思われるライバルが登場か、というわけです。
参考までに、仕様比較を。
現段階で公表されている仕様を基に、純正・今回のULTRON・中華レンズの銘匠光学(TTArtisan)、以上3本を比較してみました。
まだ参考出品で、仕様や公式YouTube動画を見てもハッキリわからないところは多々あります。
しかし、MFである以外はほぼ純正を上回る性能と機動力があるのでは、と思います。
パンケーキレンズは「あっちを立てればこっちが立たず」ではありますが…
下記にメリットとデメリットを挙げてみました。
(個人の感想です)
メリット
最短撮影距離が25cm(恐らく27mmパンケーキで最も寄れると思われる)
最大開放F2、最小絞りもF22(現行より範囲拡大)
絞り羽根10枚(今までは7枚が限度か)
レンズ下部にフォーカスレバーを設け、ピント合わせをしやすくしている
レンズ構成(枚数)を少なくしており、鏡筒が数cm小さくなっている
マウント部に電子接点があり、EXIF・フォーカスチェック・撮影距離連動表示などが可能
色はブラックとシルバー。ボディカラーに合わせられる
デメリット
マニュアルフォーカスである
防塵防滴には未対応
手ブレ補正は未搭載(IBIS搭載カメラ装着時のみ対応)
フィルター径が43mm(その他は39mm、あまり問題ではないと思われる)
レンズ構成で4群6枚と他より少ない。写りは問題ないか?(非球面など使用レンズが未公表)
重量が120gとやや重い(他より30〜40g程重い)
X-H2 / T5の4,000万画素センサーに完全対応できるか不明
重量が120gと重いのが少々気になるところではありますが…
とはいえ、X-E4(約364g)との組み合わせでも500gを切ります(約484g)。
※バッテリー・SDカード装着時
MFながら寄れて、開放/絞りがもっとできて、機能的でオシャレ。
さて、問題は発売時期と価格。
MFとはいえ、電子接点が搭載されているとなると、2万円を切ってくれれば買いかな…?
参考販売価格
FUJINON XF27mmF2.8 R WR
¥51,700(フジフイルムモール)TTArtisan 27mm f/2.8
¥26,820(焦点工房オンラインストア)
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