富士フイルム『がっちりマンデー‼︎』で紹介される。しかし肝心の事業は…?
9月29日、TBS系列のテレビ番組『がっちりマンデー‼︎』に富士フイルム(FUJIFILM)が紹介されました。
マンデーなのに日曜日の朝に放送される、"伸びてる会社を紹介"することで、日曜日にチェックし月曜日に実践を会テーマとした番組。
デジタルの時代になぜ富士フイルムが売り上げを伸ばし続けているのか、興味津々で拝見しました。
※視聴期限:2024年10月6日(日) 7時29分
※当方はテレビがないので、TVerによる見逃し配信で拝見しました。
富士フイルムHD・後藤社長がご出演
現在のFUJIFILMは持ち株会社の「富士フイルムホールディングス(HD)」を核に、多角的な事業を展開している企業体。
番組には、HDの代表取締役社長兼CEOの後藤禎一(ごとう・ていいち)氏が出演されました。
我らがFUJIFILMファンからすると、カメラを何だと思っているのかわからないお方ですが(失礼を承知で)。
今のFUJIFILMを語る上では、まず社長でしょうね…
現在に続く事業の多角化は「技術の棚卸し」
2000年を境にデジタルカメラが台頭し、カラーネガフィルムの需要が激減。
その状況下で会社がこれから生き残るために取ったのが
今回の「がっちりマンデー!!」では、FUJIFILMを牽引する、フィルム技術を応用した3大売れ筋商品をメインに紹介。
「チェキ(instagrax)」
化粧品の「ASTALIFT」
内視鏡システム「CAD EYE」
他にフィルム技術を応用した製品やシステムなど多数あるので、さすがに30分では紹介しきれないが、
ビール醸造システムにおける濾過フィルター
X線画像のデジタル化
液晶ディスプレイ用高機能フィルムの開発
など「NEVER STOP」を合言葉に進化し続ける企業であることは、ほんの一部でも伝わったのではないかと思います。
しかし、満足いく番組内容でなかったのも事実。それは・・・
取り上げられなかったデジタルカメラ事業
富士フイルムの原点は「写真」であり、核となった「フィルム」。
世界初「ISO400フィルム」の開発も大きいが、それ以上に肝心なことを紹介していなかったのが残念。
それが「デジタルカメラ事業」。
FUJIFILMは「世界初のデジタルカメラを開発」した会社であること。
カメラに詳しくない人、写真に興味がない人には意外でしょうが、紛れもない事実であることが紹介されていなかったのが一番残念だったこと。
そして、今につながるカメラ事業「Xシリーズ」「GFXシリーズ」に触れられなかったこと。「フィルムシミュレーション」という"ウリ"の機能があるのに。
まぁ、テレビは"視聴率が良くてナンボ"の世界なので、売れ筋商品を紹介しないことには視聴率が取れないと判断したのでしょう。
私が期待していたことが、間違っていたのかもしれません(汗)
詳しい内容は、TVer見逃し配信よりご覧ください。
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