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X-T5受注停止&X100VI抽選販売、そして新製品・・・世界の経済と関係ある?

【はじめに、おことわり】
本記事は、あくまでニュースなどの情報源を紹介しながら投稿する、私としての「個人の感想」です。
誤りや抜けなどありましたら、ご指摘ください。

ここ最近、FUJIFILMのカメラが買えないとの悲鳴が続出。
昨年発売された「X-T5」「X-S20」が一時受注停止になっていましたが、今度は「X-H2」「X-H2S」も密かに品薄状態となっているようです。
さらに、3月発売の「X100VI」も「抽選販売」から行われているというのですから、不思議です。

もっと言うと、5月16日(木)に発表された新製品「X-T50」「GFX100s II」は、同じクラスで以前の価格の1.5倍以上と予想されています。
ちなみに「X-T50」は、ミドルクラスながら24万円で販売されるとのこと。

新製品のFUJIFILM X-T50
(公式サイトより)

他メーカーでは納品遅れ(注文から半年〜1年後など)が当たり前のようになっているのですが、FUJIFILMだけは特段に異常といった感じです。

とあるユーチューバー・ブロガーは「この状態が続けば(FUJIFILMに)見切りをつける」とまで言っている模様。
さらに、Xシリーズからライカに変更、という方も出てきています。

新品が買えないと悲鳴を上げるのは個人の感情や勝手であるものの、メーカーがどういう事情かハッキリせず、ユーザーを蔑ろにしているのではないかとすら思ってしまいます。
しかしこの現状、一企業だけで解決できそうにない現状。
その原因の一つが、世界的な経済状況。つまりマスコミが発信している「悪い円安」なのではないかと思われます。

※経済学に音痴な私が言うのも説得力がないですが、マスコミが発信する経済は全然信用していません。

5月17日(金)付けのITニュースサイト「ITMedia」にて、ちょうど的を得た内容がありましたので、一部引用の上で紹介します。

昨今の富士フイルムのカメラは、品不足もさることながら、為替レートが如実に日本での製品価格に反映されており、数年前の感覚では高く感じてしまうのがつらいところだ。

IT Media NEWS
「富士フイルム新機種に重くのしかかる為替レート 「X-T50」の値段は「X-T30 II」の倍以上に」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/17/news191_4.html

さらに詳しく言えば、自動車業界を例に紹介しているこちらの記事。
悔しいですが、納得せざるを得ません。

メーカーとしては奇跡のような円安の好機、まさに「一世一代の稼ぎ時」です
(省略)
現状のドル/円相場では、海外市場の車両は1台売れるごとに通常の1.5倍近い利益が出るんです
大なり小なり売れたところで金にならない日本の「円」市場なんて、ほぼ眼中にありません
と、いうよりも「円」で適正な利益を出そうと思ったらもはや海外に売るしかないんです
円そのものの価値が猛烈に下がっていますからね。
(省略)
購買層が「儲からない市場」に生きているだけなんです。
「トヨタは殿様商売だ!」と批判する人もいますが、これは単純に、日本の国際競争力が落ちているのが可視化されているだけです。
ある意味では日本経済の終わりの始まりとも言えるかもしれません

https://www.youtube.com/post/Ugkx_4IIBXBCs1XBO5nI79PMPbjsbp2fsem-

日本唯一の交通教育YouTuber「綾人サロン」様より、このような投稿がありました。
円安の影響で、より利益が確保できると海外向けの需要に対応しているからなのでは、と思われます。
よくよく考えてみると、「半導体不足」という言葉は最近聞くことが少なくなったなぁ、と。
新製品の発売直後ならともかく、今も受注停止/再開を繰り返しているのだから、余計不思議なのです。

我が国(というより「Z」)の経済対策、何もしてないも同然。一刻も早い円安の状況を改善していただきたく思っています。
もちろん、各メーカーにも「利益追求」だけで終わらせてはいけません。
このままだと、カメラどころか、写真文化そのものも廃れていきます。
その点を踏まえて、経営陣にはすべての写真を愛する人を蔑ろにするような発言は慎んでいただきたいのです。
トップの行動や発言が、社員のモチベーションに影響する。そして我々ユーザーの「楽しみ」をも奪う可能性があるのだから。

FUJIFILMの経営陣の皆様、そうじゃないんですか?

Xシリーズのユーザー離れが増えているのは、X(旧Twitter)をはじめ、ネガティブな投稿をしている多くの人たちが原因という人がいるでしょう。
もちろん、私の投稿にも原因があるのかもしれません。
しかし、微力ながら、この状況から脱却してほしいという願望を込めて・・・この投稿の〆とします。

お読みいただき、ありがとうございました!


私自身の作品づくりはもちろん、カメラや写真の明るい未来を信じて活動します。 いただいたサポートは、喜んで有効に使わせていただきます。