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X-T2で撮る大阪のネモフィラ
実は大阪で毎年開催されていることを知らなかったのですが、
大阪の人工島「舞洲(まいしま)」にある「おおさか舞洲シーサイドパーク」内では「ネモフィラ祭り」というイベントが開催されました。
流行病が収束に向かっている中での開催でしたが、平日・休日に関わらず、多数来場されていました。
4月下旬、私にとって初となるネモフィラの撮影にチャレンジしました。
人が多かったため、なるべく人が入り込まないように、構図の検討や人がいないタイミングでの撮影です。
今回は久々に、FUJIFILM X-T2で、フィルムシミュレーションなどFUJIFILMの色づくりの機能で調整を色々と変えていきました。
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
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フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド
まずはネモフィラの花を、中望遠(55-200mm)でクローズアップ。
花そのものは小さく、この会場では青色が中心。
時々このように薄紫色も混ざっています。
ここではフィルムシミュレーションの設定を「Velvia」と「ASTIA」の両方で試していが、青色が映えやすいという点で、ほとんど「ASTIA」を選択しています。
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
会場は海の直ぐそばであるものの、高低差があり、このようにかなりの傾斜に一面植えられています。
港に近いため、このような大型船が頻繁に航行しています。
当たり前ですが、順光だと青空や花がふんわり、青色が結構映えます。
ホワイトバランスシフトは、やや青寄りに設定しています。
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
ネモフィラの花が青または薄紫中心ですが、希にオレンジ色の花が咲いています。
しかし、管理されている係の方が見つけると、ハンディタイプのチェーンソーで刈られてしまいます(汗)
見つければラッキーな存在?
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
こちらは、ネモフィラの花を前景にパラグライダーおよびヘリコプター飛行の様子。
このネモフィラ祭り会場を、パラグライダーもしくはヘリコプターで上空から眺められるサービスが提供されていたからです。
かなりの料金がかかりますが(ヘリ:6,500円、パラグライダー:3,000円)、見応えはあったのでしょうね〜
しかし、この場面ではXーT2には難点が露呈されてしまいます。
上の2枚は動体AF(コンティニュアスモード)にしていますが、捕獲および追尾が遅く使えず、置きピンでの撮影です。
前代のX-T1よりも向上したとはいえ、X-T2はまだ発展途上だと改めて気付かされました。
※そもそも動体撮影を目的に導入したものではありませんが…
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フィルムシミュレーション:ASTIA/ソフト
ネモフィラ祭りのマスコットキャラクター「ネモにゃん」
会場にはポーズが違ったネモにゃんが、あちらこちらに点在していました。
それを見つけるのも、楽しみの一つなのかもしれませんね。
後悔というわけではありませんが、初めてのネモフィラ撮影とにかく難しかった(汗)
ネモフィラの花がキレイだったのに、色の調整をもうちょっと考えないとなぁ、と思ったのでした。
FUJIFILMの場合、以下のカメラ内の設定により色を調整できます。
フィルムシミュレーション(モノクロ、セピア含む)
※通常のモノクロモードは「PROVIA/スタンダード」ベースホワイトバランスおよびホワイトバランスシフト
メニュー内の「カラー(色の濃さ)」「ハイライトトーン」「シャドウトーン」「シャープネス」
カラークロームエフェクト(概ね2018年以降に発売のXシリーズおよびGFXシリーズ)
トーンカーブ
※X-T2は2017年発売機種で、「カラークロームエフェクト」、「トーンカーブ」、および「クラシックネガ」「ETELNA」などの新しいフィルムシミュレーションはありません。
なお、FUJIFILM機のホワイトバランスは、他メーカーとは大きく異なります。
これはまた、別の記事で紹介したいと思っています。
【参考】FUJIFILM Imaging Plaza大阪 Facebookページ
スタッフブログより
今回掲載の写真で、表立った設定はフィルムシミュレーションの変更でしたが、
それ以外にホワイトバランスシフト・色の濃さ・ハイライト/シャドウのトーン調整など、天候に応じて微妙に変えています。
私の方針は
「後でレタッチするよりも、初めからカメラの設定で色を作る」
です。
今回はこれで納得がいかなかったので、来年また再チャレンジです。
お読みいただき、ありがとうございました!
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