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「いいよ」って言ってくれて、ありがとう
もうすっかり夏ですね。
最近学生時代を思い出してよくBase Ball Bear を聴いてます。夏といえば!だね!!
ベースの女の子がかっこいいんよね。
さて。
オールバックを始めて、だいぶ馴染んで来ました。あと涼しい。笑
ツーブロックのサイドを3mmで刈ってるのもありほんとに涼しい!
普段は6mmで、たかだか3mmの差なのに体感が違う。重要。
なんか割と周りから「かっこいい!」「ええやん!」と評判がいいので自尊心が上がって、上がりついでにリアルの場で一人称『僕』にもチャレンジしてみたよ!!
俺は4月から3ヶ月間、自分自身を絵で表現するワークショップに参加していて。
昨日がそれの最終回だった。
いつもそこに行くときは、その時の自分の真実に立ってそこにいようと決めていて。
昨日は、自分の男性性を大切にするんだと決めて、始めのチェックインで何も説明せずに「僕は・・・」と語り始めた。
ちょっと口頭で俺はハードルが高くて、僕にしてみたんやけどね。
それでも、ぼく、という二文字を発するまでの、喉が締まったような緊張感を覚えている。
はっきりと、緊張して、逡巡していた。
でも、語り始めたらそのあとは、あまりにも自然に、「僕」と口にしていた。
もっと意識しないとできないかなと思ってたのに、なんというか、ちゃんと自分に馴染んだ一人称として使っていた。
そうやって、僕、で過ごした帰り道。
とっぷりと暗い、人もまばらな帰りの道を歩いていたら急に、腹の底の方からふつふつと申し訳なさが湧き上がってきた。
「ごめん。ごめんな。ほんっとに、ごめん。」
謝罪は、自分の中の小さな男子に向けてのものだった。
本当に申し訳なくて、そのまま、腹の奥の方に向かって心で語りかけ続けた。
「俺、ずっと自分の男の部分を出したら人を傷つけるって思い込んでて、大事な人を傷つけるのがすごく怖くて、お前は出てきちゃダメだって禁止してきた。
恋愛の場面だと、暴力的になったり脅かすんじゃないかと思って怖くて、家族といると、男っぽい自分を出したら、娘じゃない自分に親を直面させてしまってショックを与えるんじゃないかと思って怖かった。
お前は人を傷つける、お前は暴力的だから。
自分は人を傷つけたりしないんだ、無力で無害でいいんだ、だから、お前なんていらない。
そう思ってた。
でも、ずっとそこにいたのにな。それなのに、その存在さえわからなくなって、忘れかけてさえいた。え、少年?そんなのいました?みたいな。
ひどいよな。ごめんな。暴力的だって決めつけて、無視して、押さえつけて。
俺の方がよっぽど君に対して暴力的だった。俺がずっと君のこと、抑圧してた。
本当にごめん。」
そんな風に、心の底からの謝罪が浮かび上がってきた。
胸の内で収まらなくて、誰もいないのをいいことに、マスクの中で「ほんっとにごめん」と小さく呟きながら夜の街を歩いた。
ホ・オポノポノを思い出したから、その「ごめんなさい・許してください・ありがとう・愛しています」の祈りに沿って、メッセージを伝え続けた。
「本当にごめん。どうか許してほしい。」
「でも、ずっとそこにいてくれたんだよな。ほんとに、ありがとうな。」
「君のことを、愛している。」
そしたら、自分の中の小さい男子と繋がった感じがした。
その後、ふっと頭に言葉が浮かんだ。
『いいよ。でも、もう無視せんとって』
そうか、許してくれるのか。もう何十年も、君の声を聞いてこなかった俺のことを。
なんてやさしくて、強いんだろう。
俺の中に、そんなにやさしくて強い人がいたなんて、知らなかった。
内なる少年の声を聴いて、俺は何回も何回も頷いた。
「もうしないよ。ごめん。ごめんな。」
全ては外から見たらなにも起こっていないように見えると思う。
実際、特別なことではない。
ただ、小さな少年を見つけたから、誠実に謝って、自分のありのままの思い考えを彼に聴いてもらった。というだけ。
でも、多分大事なことのはず。
分離させてひとりぼっちに追いやっていた彼と統合できたことは、きっと俺の世界の見え方を変える出来事だろうから。
もう置いて行かないよ。
これからは一緒に、思いっきりカッコ良くなろうな。ちっこいhiRo少年!!