我ら宇宙を構成する5番目のものたちよ
ネイティブアメリカンの教えを伝えている人から、教えてもらった話。
事あるごとに思い出し、今日も思い出したので、残しておきたい。
(ソースを確認したくて調べたが上手く見つけられなかったので、私の記憶に頼った記載になることをご了承ください。見つけたら補足予定)
ネイティブアメリカンの教えの中には、宇宙を構成する20の要素という考えがあるらしい。
一つ目が太陽、二つ目が地球、三つ目が植物、四つ目が動物、そして五つ目が人間だそうだ。なおこれ以降は聞けなかったのでわからない、ごめんよ。
それぞれテーマというか担当する役割を持っていて、太陽は光、地球は…忘れてしまった、大地か?(後日確認する)、植物は成長すること(growing)、動物は知っていること(knowing)、そして人間は。
真実(truth)
なんだって。
この話を聞いた時、ものすごく感動してしばらく固まってしまった。
なんて美しくて誇らしいことだろう。
わたしたちは真実であること、真実を表現することを託されて、ここにきたそうだ。
だから私は、人が自分の真実の痛みや願いにつながる姿、そこから互いに関わる様を見たら、美しいって感じるのかもしれない。
真実から生きている人が光を放ち、周囲の人を魅了してやまないのは、人が皆、人間としてここにやってきたのは真実を生きるためなのだと、魂のどこかで知っているからなのかもしれない。
今日、自分の痛みにつながって、涙を流す人を見た。
真実に繋がった時に流れる涙に見惚れてしまう。それは、本当に美しいから。
美しさを前にして、無条件に心が震える感動に浸っている時、私の中には確信が生まれる。
各々の真実に生きること、それを互いに称え合い喜び合い応援し合うこと、各々が真実に生きることをサポートする世界こそが、本当にあるべきかたちなのだ。
本来あるべき人間の姿は、関係性の姿は、社会の世界の姿は、きっとこういうものなのだ。
そのことへの信頼が、私の胸に育っていく。
世界への恐れや、自分への不信が消えていく。それが、嬉しい。
真実の涙に立ち会ったあと、ぼんやりと後世に何を残したいかを考えていたらふと、
「真実からつながる世界を残したい」
と浮かんで、泣きそうになった。
思わず泣きそうになるならば、きっとそれはほんとうのことなんだと思う。
人はどうやら、真実に繋がった時に涙が出る仕様になっている。
そしてどうやら、真実につながれなかった時は、痛みを感じるようにできている。
世界が恐れに揺れているように感じる。
恐れは痛み。痛みの裏返しは願い。
世界は、私たちは、こんなにも恐れながらほんとうは、なにを願っているのだろうか。
私が、ひとりひとりが、恐れでなく願いに立つこと。
そこからきっと、全ては始まっていく。