#2 ミニマリストに憧れて
2020年は、とにかく片っ端から断捨離をした一年だった。動機は単純で、インスタでよく見るミニマリストに憧れて。殺風景な部屋でのシンプルな暮らしがカッコいいと思えたのだ。
最初は、洋服から。
シーズン中、一度も着なかった服は全部捨てた。箪笥から溢れそうになっていた服は、クローゼットに収まる量になり、持っている服を全て把握できるようになった。
そのまま部屋の片付けもした。
お菓子の缶に溜まっていたキーホルダー、昔好きだったk-popのグッズ、誰かにもらったメモ帳たち、、メルカリも使いつつ、久しぶりに再会したモノはとにかく手放した。
思い出も捨てた。
友達とやり取りしていた山のような手紙。何万枚もあるスマホの中の写真。なくてもいいかなと感じたものは処分した。
そして、人間関係の断捨離も。
SNSのフォロワーをとにかく減らしたし、合わない人や、一緒にいると自分らしくいられない人とは、やんわり離れることにした。
"これは本当に必要か?大切か?"
一年間、色んなモノに問い続けた。
インスタで見るようなお洒落な部屋にはならなかったけど、手元に残ったのは、自分にとってお気に入りの大切なものばかりだった。どこに何がしまってあるかすぐに分かるから探し物には困らない。買い物もしやすくなったし、無駄遣いも減った。生活はずいぶんしやすくなったと思う。
ミニマリストの定義は、ぶっちゃけよく分からない。#に並んでいる文言が、それだろうか?そうだとするならば、何も持たない暮らしなんてわたしには不可能だし、丁寧な暮らしなんてズボラなわたしは毎日やっていられない。
わたしにとってのミニマリストとは、
「厳選したお気に入りに囲まれて暮らす人」だ。
いつ見てもにんまりしちゃうようなモノ、別れた後も心をポカポカさせてくれるヒト、それらに囲まれて生活することで、人生の幸福度が上がる気がする。
2021年も、ミニマリストに憧れて。
持っているものを見直し、定期的に断捨離しようと思う。
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