【緊急】8月の自殺者増!近年例のない事態が発生!【安全マガジン第2号】

こんにちは。塚地です。

今回は安全マガジンの内容を変更して、緊急的に第2号を発刊することにしました。

そのニュースはこちら。

ただし、このニュース自体はそんなに価値ある物ではないです。
そもそもただ統計上増えた、というものなだけですから。

まずは落ち着いて次のデータ比較をしてみましょう。

元データとなる警察庁自殺者統計です。

令和2年度の速報でデータを見ると、確かに、自殺者が急増しています。
ただし、大事なのは現状の総数ではないかと思います。

「令和元年中における自殺の状況 資料」を読むと比較することができます。

令和2年度
1月・・・1680人(前年度1684人)
2月・・・1451人(前年度1615人)
3月・・・1741人(前年度1856人)
4月・・・1488人(前年度1814人)
5月・・・1564人(前年度1853人)
6月・・・1544人(前年度1640人)
7月・・・1795人(前年度1793人)
8月・・・1849人(前年度1603人)

合計・・・13109人(前年度13858人)

実は去年よりも自殺者数じたいは減っているのです。

何より、令和元年度というのは統計を取り始めた昭和53年度からで過去最少だった、快挙のような年でした。
(もちろん、亡くなった方も当然いらっしゃるので残念ではございますが、不幸を量産することを少しでも減らせたという点での発言です)

その去年よりも自殺者は過去最少で推移している、という点は判断対象にいれなければいけません。

しかし、それでもなぜ、私が「緊急」として出したのか、というのは
このグラフに異変を感じたからです。

どの年をとっても、8月というのは自殺者が横ばい、または減る形で推移しています。

にも関わらず、今年は8月は自殺者が急増しているのです。

警察庁のデータからすると、自殺の要因というのは
・男女問題
・経済・生活問題
・学校・勤務問題
・家庭問題
・健康問題

など、複合的に問題が重なって問題が起こります。

今年は夏休みもない、イベントもない、かなり特殊な年でした。
帰省もできない、学校も早く始まってしまう、遊びに行くのもはばかられてしまう、
そんな状態で、いったい何が要因だったのか、というのが極めてわかりにくい状況です。
ストレスになったのか?
8月がビジネスの稼ぎ時の人たちが結局ダメだったのか?

もし、コロナが苦で自殺をするなら、もっと統計から出ていたはずなのに、
自殺者推移は過去最高、にも関わらず、8月で異常に増える
これが、なにかのきっかけで一気に増えてしまうのか、と思うと
このニュースは想像以上に意味が大きいのかな、と感じました。

来月以降の統計をしっかりと見ていかないといけないですね。

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