なんだかこの色、気になるな。
最近、蛍光色の黄緑と無彩色を合わせた配色をよく見かけませんか?
たとえば、大塚製薬の「BODY MAINTE」やトヨタのシエンタ、ウーバーイーツ、NEWS ZEROのロゴもこんな感じの色です。
普段の生活ではあまり見かけない配色で、街中で見ると惹きつけられます。
いつもこの配色を見て、なんだか気になるなぁ〜と思っていました。
少し、自分なりにこの配色がどんな印象かを考えてみました。
人それぞれ色のイメージは違うところがあると思うので、それは個人的な意見としてみてくださいませ。
単色でこの色を見ると、鮮やかな黄緑で綺麗ですよね。
PCCSだとビビットトーンの10くらいでしょうか。
文字通り、黄色と緑色が混ざった色なのでどちらのイメージも併せ持っています。緑の心を落ち着かせる効果や、黄色の希望といったイメージも持ち合わせています。
穏やかと思いきや活発な感じもする気がします。また、寒い冬から暖かい陽気の春になり木々や生き物たちが行動し始める感じもします。
感じ感じばっかりいってごめんなさい、ギャルではありません(笑
単色でわたしが連想したイメージ
・いきいき
・明るい未来
・すがすがしい
・フレッシュ
・可能性
・心機一転
・前向き
・新芽
・初々しさ
・希望
・活発
・生命
・ケミカル
無彩色を合わせた配色
無彩色を合わせると一気に、インパクトのある配色になりました。
黒が入ることで、力強さを感じます。
スポーティな印象も受けました。
アクティブで元気になれそうな感じがしますし、ランニングウェアにもこの色よくありますよね。
また、白を間に挟むことでスッキリとした印象です。
今の配色比率だとスポーティ感もまだ感じますが、白黒と黄緑で落ち着きの中に前向きさや、先進的なイメージも持ちました。
ちなみに、これらの配色は調和していると言えます。
なぜなら、これらの配色は色彩学者であるジャッドが提唱した4つの原理にある、明瞭性の原理にあたるからです。「共通性があったとしても、ほんの少しだけ異なって見える色だと調和が破壊されるためはっきりとした対比が調和を生む」という考え方です。
これらの配色は明瞭性が高く、はっきりとした対比で良い調和を生んでいます。また、日常生活であまりお目見えしない配色なので、目新しさを感じました。
ちなみに大塚製薬の「BODY MAINTE」の色はなんでこの色なんだろう?
これはわたしの勝手な憶測なので、悪しからず。
大塚製薬の健康飲料はポカリスエットを始め、オロナミンC、エネルゲンな誰もが知っている商品を販売しています。
そんな中、新ブランドとして「BODY MAINTE」を発売するにあたり、大塚製薬にある他の飲料ブランドカラーと被らないようにしつつ、健康リスクから守り体調管理をサポートするのキーワードに合う色を選定したのかなぁと。
緑には保守的や、守るなどのイメージがあります。黄色には活発というイメージがあります。これらを合わせて黄緑にしたのかな...。
「BODY MAINTE」はゆったり落ち着いた空間で飲むというよりかは、忙しい日々のなかで健康リスクから守るというのがあるため、アクティブな生活の中で健康を気にかける飲み物としてこの配色で打ち出しているのかなぁ?
と思いました。
さいご
日常生活でよく見かける商品や、広告など「なんでこの色なんだろう?」と考えながら見てみると面白い発見があるかもしれませんね^^
(おわり)