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コロナ禍での打開策をまとめた『観光復興ガイド』をつくりました

FUKKO DESIGNの木村です。

公開してしばらく経ってしまいましたが、「新しい時代に対応する観光復興ガイド ーSNSから見える企画のタネー」を発表しました。

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このガイドは、観光業界に向けて、ソーシャルボイス分析から見える新たな兆しとその後の打開策をまとめています。


具体的には

①ソーシャルボイス分析から見える「旅行に対する不安」
②ソーシャルボイス分析から読み取れる「旅行意欲を高める20の兆し」
③打開策を考えるための「企画を考える公式」
④「企画を考える公式」を用いて考えた打開策の参考例
⑤行政の広報や、オンライン宿泊を成功させた人たちからのアドバイス

などをまとめたものです。


以下で資料のすべてがチェックできるので、ぜひ見てみてください。

Slideshare
https://www.slideshare.net/kohotbwahakuhodo/sns-236382791


このレポートは私が務めるTBWA HAKUHODOの有志のメンバーを中心に作成しました。

ソーシャルボイス分析をもとに戦略を考える「65 dB TOKYO」(金清さん、ヨークさん、橘田さん、ツッチーさん)が主にソーシャルボイス分析を行い、さらに、コンサルティングユニット「Disruption® Consulting」(田貝さん)が企画を考える公式などをまとめ、企画を考える部署「Disruption® Lab」(近山さん、深津さん、はまこ、そして私木村)が全体のまとめやデザインを行いました。

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もともと、私はここ5年くらい公私ともに復興支援に携わってきましたが、最近では政府の復興事業に携わることも多く、今回のコロナ禍における観光の復興についても、中央官庁や地方自治体、観光従事者などからアドバイスを求めらることがありました。その度に、講演や勉強会などをしてきたのですが、みなさん何を指針にして考えるべきか悩んでいました。

業界団体ごとに感染症対策などはまとめているが、観光業を復興する指針はわかりません。また、シンクタンクやコンサルが、withコロナ、afterコロナなどと銘打った政策提言や今後の世の中の展望などをまとめたレポートを出していました。

しかし、本当に現場で悩んでいる自治体の観光課、観光協会、そして、何より観光事業者に寄り添ったものは見当たりませんでした。


それなら、作ってしまおう!

そう考えて、先ほどご説明した社内のメンバーに声をかけてチームをつくりました。

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ただ、レポートを出すだけで本当に困っている人の助けになるのか。広告会社だけの限界を感じました。

そこで、以前よんなな会(http://47kai.com/)代表の脇さんにご紹介いただいた、PR TIMES  社長の山口さんに声をかけました。

正直、私は見切り発車の人間です。こういうことを相談したい!そんな具体的なことは考えずにメッセンジャーで連絡しました。

でも、確信があったのです。山口さんとは台風19号の際にも少しお話していたのですが、思いがある方。きっと思いがある人となら、何かできるはず。

実際に打ち合わせをしたら、PR TIMESでのリリース配信はもちろん、自社で運営するメディアなどでの紹介もしてくれるといいます。

そして何より、レポートを活用してより多くの観光事業者が取り組みをしてほしい。その思いで、このレポートをみて、企画を考えた会社、団体には、100社限定で、リリース配信無料というサービスを提供したいと言ってくれました。

そして、山口さんだけでなく、営業部署の舛田さんもチームに参加してくれました。

また、レポートの内容をさらに広げるために、オンラインセミナーをやろうと言ってくれました。詳細は以下の通りです。

開催日時:2020 年 7 月 7 日(火) 13:00~14:00
2020 年 7 月 16 日(木) 17:00~18:00
※両日程とも同内容になりますが、ゲスト有識者が異なります。
開催場所:Zoom(ウェビナー/※申込者へ参加 URL をご案内します。)
費用: 無料
定員上限:各回 500 名
内容: ガイドの主旨説明
ガイド解説
-人々の旅行に対する考え方
-旅行意欲を高める 20 の兆し
-旅行者向けの企画の考え方
有識者ゲストを交えたトークセッション
ー7/7:後呂孝哉氏、〜”オンライン”化のポイント〜
ー7/16:佐久間智之氏 〜上手な情報発信のポイント〜
情報発信の仕方について


詳細は以下をご覧ください。


さらに、観光系の有識者として、PRDESIGN JAPAN(株)社の佐久間 智之さんをご紹介いただきました。佐久間さんは以前埼玉県三芳町役場に勤められ、自身で撮影、デザイン、達筆などをして広報誌を作られ、スーパー行政マンとして有名でした。現在は様々な行政の広報をサポートするために会社を作られているのですが、今回のレポートにアドバイスをしてくれることになりました。

そして、アドバイスでいうと、和歌山県でゲストハウス「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」の代表の後呂 孝哉さん(通称:ごろちゃん)にも参加してもらいました。もともと3年前くらいに雑誌の取材をしている際に色々協力してくれており、奥さんどころか、家族全員知っています。もう一つ言えば、結婚式にも行きました。

そんな仲良しでもあるごろちゃんがコロナで「オンライン宿泊」をはじめ、ヤフトピをはじめ、様々なテレビ局、なんなら海外のメディアにも取り上げられ、一躍”オンライン”の時の人になったので、オンラインの極意を教えてもらいました。

この二人の話はレポートにも入っていますし、上記のオンラインセミナーでもそれぞれ登壇いただきます。


そんなこんなで、色々な方々の協力もあり、「観光復興ガイド」と言っては語れないほど色々な要素が入っております。

もちろん、これは困っている観光従事者のためのものです。これで完璧ということではありません。ただし、今のままだと、コロナの感染症は続いており、何かしら打開策が必要です。そこで、このガイドをみながら少しでも新たな展開を考え、そして実践いただければと思っております。

最後に、実践を少しでも加速させるために、レポートのデータも用意しました。以下より資料をダウンロードください。


『新しい時代に対応する観光復興ガイド―SNS から見える企画のタネ―』


なお、こちらのレポートの権利を一部解放し、誰でもフル活用できるようにました。出典表記をしてもらえれば誰でも二次利用ができます。

出典表記例:

出典:新しい時代に対応する観光復興ガイド


また、中に入っている企画例については自由に利用して問題ございません。

大量の企画案がありますので、使える!と思ったものはどんどん利用ください!


ただし、情報の正確を期すため、改変(一部を変えて利用)することは禁止とします。詳しくは資料の最後にある権利のページをご覧ください。

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以上になります。

この資料が観光従事者にとってのヒントとなり、そして、打開策を実践いただき、日本の観光産業が復活することを祈っております。


FUKKO DESIGN 木村充慶



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