2021/03/17 ルーラル復興委員会の概要
1、No.3 押え盛土工事に付属する小谷邸の擁壁に関する工事について
・5月に現在の盛土工事に合わせて行う
・少しずつ土嚢を撤去し、その部分に盛土を行う
・この工事に伴って小谷邸およびその周辺に被害があった場合は、厚真町が責任を
持って補償する
2、No.4押え盛土工事に伴う騒音について
・防音シートが施工箇所の一部にしか対応していませんでしたので、工事箇所全体
をカバー出来るように要請しました。
・防音シートが延長されましたが、防音シートの上端が低すぎて全く防音効果が期
待できないので、防音シートを高くするように要請しました。
・しかし、家屋に近い場所に設置された防音シートも低すぎて防音効果が期待でき
ないものなので、防音シートを高くするように要請しました。
・その結果、盛土の端に防音シートを設置しましたが、時すでに遅しで工事が終了
してしまいました。
問題点
・防音シートを適切に設置できない。
・効果がほとんど期待出来ない防音シートに対しても町から費用が支出され税金が
無駄に使われている。
2、沢部分の景観回復について
町が提案したた沢部分の植栽について
・黄色に色分けされた樹種が植栽に適しているという内容
・土の厚さが1mの場合に、樹高は2〜3mまで
・もっと大きな木が植えられないか調べてみると
上記資料は札幌市のものですが、国土交通省、その他資料を調べると、どの資料にも10m以上の高木が浅根型では約1m、深根型でも1.5mの土の厚さがあれば植えられることがわかりました。
・工事前の景観に近づけることを目的に、3種の盛土を比較・検
討しました
町の提案による盛土
・隣接する家屋に対して2.5mくらいの樹木を密集させて植えないと視界を遮るこ
とができない
さらに盛土の厚みを増やした場合
・より大きな木を植えることができるが、視界を遮る効果には大きな変化はない
発想を変えて、中央部を低くした場合
・高さが1m程度の生垣を設置すると完全に視界を遮ることができる
・C のプランでは、A・Bのプランに比べて視界を遮る効果が期待できる。
・A・Bのプランでは、管理用道路から宅地に向かって緩やかに下るので、宅地
への侵入に心理的な抵抗がない。一方、Cのプランでは、登り坂になるのと先
見えないので、先に進むのに抵抗感が生まれる。
・盛土の厚みを1.5mにしても土の量が比較的少ない
・高木(10m程度)を植えることができるので、工事前の景観に近づけること
ができる
・管理用道路がCプランでは、A・Bのプランに比べて快適性が劣るので、利用者
を少なくすることができると思われる。
復興委員会としてC案を町に提案しました
合わせて、屋上緑化等の特殊な造園経験がある業者に設計・施工を依頼するように要望しました
2021年5月13日の沢周辺住民とのミーティング
・ルーラルマナビィハウスで町と住民との沢の景観回復についてのミーティングが行われました。
住民の皆さんからの要望や意見を取り入れて、マスタープランの作成を行うことで大筋の同意を得ることができました。
復興委員会としては、ステップごとに住民と町担当者との意思の疎通、同意が適切に行われているかを確認し、適切に行われるよう町に働きかけることが必要だと思いました。