工事不良箇所について
1、ゴミが放置されている
工事箇所で土嚢袋が地表面に現れている。
(土の中にも埋まっている可能性がある)
2、道路補修工事に問題がある
道路の中央部分が陥没しているか、端部が隆起しているか?
工事関係者のものと思われる足跡が多数見受けられる。
亀裂や破損が見受けられる
上記の状態から補修に使った材料に問題があるのか?
施工方法に問題があるのか?
舗装工事に問題があったと考えられる(転圧不足、舗装材料に問題がある、舗装の厚みが薄い……)
2021年5月14日 道路舗装の専門家に意見を聞く
水道管耐震化工事に伴う舗装の補修工事をされているM舗装の現場管理者さんに道路の補修工事について伺いました。
「今やっている補修工事のアスファルトの厚みはどのくらいですか?」
A .「8cmです」
A .「ただし仮復旧の場合は3cmで行って、その後に3cmのアスファル
トを撤去して8cmの舗装をやり直します。現在行っている工事が、
その工事です。
「アスファルトの厚みが2cmということはありますか?」
A .考えられません。
2cmで施工すると強度がないので車が通ると変形してしまいます。
100年記念公園と川を挟んで反対側にある道路の様子。
敷設したばかりのアスファルト舗装を植物が突き破っており、破壊されたアスファルトの厚みを測ると22㎜でした。
他の施工業者のお話では考えられない厚みだと思われます。
3、布団籠に関する問題
問題1、高さ左右の通りが悪すぎる
高さが一定に保たれていない、左右に関しても出入りが大きすぎるのでは?
数十メートル離れたところから見ても、高さに問題があることがはっきりと分かる
施工時には、ここまで酷い状態でなかったとしたら、軟弱地盤の上に布団籠を施行しており、十分に転圧をして地盤を固めてから施行していないのでは?
盛土にも亀裂や陥没が見られ、布団籠もこのような状態で地滑り対策として十分な効果があるのか? 数ヶ月でこの状態であると数年後にはもっとひどい状態になるのではないのか? 十分な検証が必要だと思います。
*布団籠の施工図面
(コイルは、すべてのパネルを接続する部位に使用されている)
問題2、接続コイルが 1/3〜1/2 程度しか使用されていない。
接続コイルが使用されていない部分は、結束線で止めてある
(埋まって隠れている部分の接続コイルが適正に使用されているのか?
疑問があり検証する必要があると考える)
問題3、サビが発生している
不適切な材料(結束線・すぐ錆びるエキスパンドメタル)を使用することで、施行後数ヶ月でサビが発生している。サビの発生はサビが発生した材料の強度や耐久性の問題だけでなく、適正なメッキを施された材料にも「もらい錆」として悪い影響を与え、本来の耐久力を損なう現象が起こる可能性がある。
特に、結束線は「鉄筋を固定するための細くて柔らかい針金」であり、本来の目的外の使われ方をしており、強度、耐久性の両面から使用すべきでないと思われる。
2021年5月11日 現場に変化がありました。
1、土の中に土嚢袋が残されていた現場
・これで終わりではないかもしれないが、もう少し綺麗に整地できないものか?
・土の中に残されていた土嚢袋はどうなったのか、まさか除去しないで土を被せてはいないと思うが、業者以外が立ち会ったのか確認が必要だと思います。
・整地後に残された大きな木片(このようなことをされると信用できない)
2、補修の舗装に問題があった現場
目立つ部分をカットす流だけで良いのか?
・足跡等の不良部分をどのように補修するのか確認が必要!
舗装の不良は、アスファルトの問題だけでなく、その下の層がどうなっているのか?転圧は充分にされていたのか?
目立つ部分に新しいアスファルトを被せるだけでは解決しないのでは?