おうちで学ぶ、 #デマ撲滅 と #やさしさの伝染 ~物語の力、お借りします!(前編)~
このnoteは、こちらの呼びかけに賛同する形で投稿します。
国連の公開ブリーフにおいて示された「今最も重要な公共アクション」は6つ。
【個人の衛生管理】
【社会的距離】
【症状の理解】
【やさしさの伝染】
【デマ撲滅】
【更なる行動、寄付】
私は今回、【デマ撲滅】【やさしさの伝染】をテーマに発信していきます。
恥ずかしながら、今の自分には「クリエイター」を名乗れるような創造性はありません。
しかし、創造力がないなら想像力で勝負!ということで、ここはフィクションの力をお借りします。
自分の大好きな物語群のひとつであるウルトラマンシリーズから、テーマに沿う(はずの)エピソードを紹介します。
サブスクやYouTubeでの配信も充実しており、子どもから大人まで楽しめます。
#デマ撲滅 について考えるウルトラシリーズ4選
デマ撲滅と言っても、たとえばWebに溢れる情報を全て「ファクトチェック」することはできません。
また、下手に動けば、実は有益だった情報を潰してしまう恐れもあります。
そこで、まずは「フィクションの世界ではこんなことがありました!」という事例を示し、考えるヒントにしていただければと思います。
仮に役立たなかったとしても、エンタメとして十分に楽しめる作品を選んだつもりです。
1.ウルトラマンティガ第38話『蜃気楼の怪獣』
市民の行動パターンを調べるため、地球防衛連合(の参謀)が怪獣出現の偽情報を流し始める。一方、「上の意向」を知らない隊員たちは怪獣の幻を目撃。
誰を信じ、何と戦えばいいのか?現場と上層部の間で板挟みとなる隊長は、苦悩を深める。そして、遂に本物の怪獣が街へ...
→当時、保育園児だった私が「デマ」という言葉を覚えた作品。エリートが民衆を使って「実験」するという、ある意味ヒーローものらしくないあらすじですね。
しかし、幼心には全く意味が分からず(人間の嘘が怪獣を生んだ?と思っていた)、10代で再見し衝撃を受けました。
余談ですが、大人が辞表を出すシーンを初めて見たのもこのエピソードです。
2.ウルトラマンネクサス第34話『封鎖-A.D.2009-』
各国の政府及び防衛組織の情報操作により、「怪獣もウルトラマンもいない」とされてきた世界。
しかし、白昼の市街地で両者の戦闘が展開され、権力者たちは青葉ニュータウン一帯の「封鎖」を決断する。
なぜ、事実を隠蔽しなければならないのか。そして、記憶消去の技術をもたらしたものとは...
→いわゆる「連続もの」で、ネクサス全体を知らなければ理解しづらい設定だと思います。それでも、観てほしいのです。
当時は中学生でしたが、本当に「都市封鎖」が叫ばれる日が来るなんて思いもしませんでした。この作品は、「知る」という現象が人をどう変えるのか、考えるきっかけになるはずです。
3.帰ってきたウルトラマン第33話『怪獣使いと少年』
暴走する正義が招く悲劇を通し、自らの差別意識と向き合う物語。
度々メディアにも取り上げられるが、ぜひフルタイムで視聴する方が増えてほしいです。
同じ状況に置かれたら、果たして銃口に対して「No」と言えるだろうか?(少年にパンを売るだけでも、できる自分でありたいと思うけれど...)
4.ウルトラマンメビウス第45話『デスレムのたくらみ』
月での戦いから地球に帰還する目前で、クルーGUYS(防衛隊)の母艦が爆破される。
市民やマスコミは、地球の為に犠牲となったヒーローとして彼らを讃えるが、それこそが策謀宇宙人・デスレムの思惑だった。
実際には爆破はホログラムで、隊員たちは人質に取られていた。地球で戦う隊員+ウルトラマンメビウスはデスレムの罠にはまり、敗北。
すると市民は掌を返し、GUYSへの非難を始める。恐怖すら覚えるメビウスを励ましたのは、かつて人間の醜さを体感したジャック(帰ってきたウルトラマン)だった...
→英雄から戦犯へ。悼みから憎しみへ。持ち上げて、落とす。
これから「見えない敵」との戦いが続けば、似たようなシチュエーションにならないとも限りません。
ハッピーエンドではあるのですが、観終わってからも考え込んでしまうお話です。
#やさしさの伝染を始めるエピソード紹介については 、後日更新します!