生原稿の感覚で読む<漫画原稿再生叢書>シリーズの第7弾!荻野真『孔雀王』まもなく発売!

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「生原稿」を原寸大で読む<漫画原稿再生叢書>シリーズ第7弾!
1980年代を代表する伝奇アクション漫画の傑作『孔雀王』。あの感動の最終
決戦が、大迫力の原画そのままのサイズで蘇ります!

▼『孔雀王』とは

2019年4月29日に惜しまれながら早逝した漫画家・荻野真が、1985~89年にかけて集英社「週刊ヤングジャンプ」誌上に連載した長編漫画『孔雀王』
孔雀明王を守護神に持つ主人公の退魔師・孔雀による化け物退治を描いた連作として始まり、やがて闇の密法集団・六道衆との戦いを軸に、世界各地の神話や伝承を取り込みながら物語はさらに壮大なスケールへ。
ヒロインとなる阿修羅やライバルの王仁丸、仙道士の黄海峰らの仲間を得て、裏高野や龍神族を巻き込みながら繰り広げられる戦いの中で、双子の姉・朋子や父・慈覚の過去、そして孔雀自身の秘められた運命が明かされてゆく...!

著者にとって実質的なデビュー作であり、また密教を主要モチーフにした伝奇バトル漫画という特異なジャンルでありながら大ヒットを記録し、アニメや実写映画、さらにはゲームへと様々に展開したメディアミックス作品としても成功をおさめました。著者はこの作品で「集英社青年漫画大賞」を受賞しています。
その後も
『孔雀王 退魔聖伝』(「ヤングジャンプ」/1990~92年)
『孔雀王 曲神紀』(「ヤングジャンプ」/2006~09年)
そしていずれも病床で最終話を書き上げたという
『孔雀王ライジング』(「月刊! スピリッツ」/2015~19年)
『孔雀王 戦国転生』(「コミック乱ツインズ 戦国武将列伝」「コミック乱」/2012~19年)
まで、数度にわたり続編が描かれるなど、名実ともに著者にとっての代表作でした。

そして、このたび、復刊ドットコム独自企画である<漫画原稿再生叢書>の第7弾として、この『孔雀王』を刊行いたします。

▼漫画原稿再生叢書とは

日本のマンガ史を代表する名作の生原稿を原寸のまま、マンガ執筆でよく使用される紙に印刷、のど側を曲げることなく180度開ける特殊製本=コデックス装で書籍化していこうとするシリーズです。
マンガ原稿が1ページ1点として複製原画化されて、展示や販売されることがありますが、それは「読む」という行為ではありません。
本シリーズは、普段は作者か担当編集者くらいしか体験できない、生原稿を読むという体験ができる、いわば「読む複製原画」なのです。

<漫画原稿再生叢書>はこれまでに第6弾まで発売されており、第7弾が荻野真『孔雀王』、そして第8弾には手塚治虫『火の鳥 未来編』を予定しております。

【第1弾】石ノ森章太郎『仮面ライダー』:連載第1回
【第2弾】水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』:3エピソード
【第3弾】手塚治虫『どろろ』:第1&2話
【第4弾】鶴田謙二『チャイナさんの憂鬱』
【第5弾】高森朝雄×ちばてつや『あしたのジョー』:力石徹の死をめぐるエピソード
【第6弾】手塚治虫『火の鳥 鳳凰編』

荻野真『孔雀王 <漫画原稿再生叢書>』には、作中で孔雀も使用する密教法具「独鈷杵」(どっこしょ)付きのセット販売もあります。

数量限定ですので、お早めに!


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