「生原稿」を原寸大で読む<漫画原稿再生叢書>シリーズ第8弾は手塚治虫『火の鳥 未来編』!先着特典も。
漫画の神様・手塚治虫のライフワーク『火の鳥』から、「鳳凰編」に続き「未来編」が<漫画原稿再生叢書>として刊行決定!
壮大なスケールで描かれる人類の進化と退廃を、圧倒的迫力の“生原稿”で!
漫画という表現を通じ、さまざまな物語、さまざまなキャラクターを生み出し続けた手塚治虫。なかでも『火の鳥』は、作者自ら「ライフワーク」と明言した特別な作品です。
1954年の「漫画少年」版「黎明編」初連載から1988年の「太陽編」に至るまで、足掛け30年以上にわたり複数の雑誌で描かれ続けてきた、まさに不死鳥のような壮大な連作集です。
2020年9月に刊行したばかりの『火の鳥 鳳凰編 <漫画原稿再生叢書>』に続く今回の「未来編」は、手塚治虫が自らの手で創刊した月刊漫画誌「COM」誌上で、1967~68年にかけて連載されました。
邪馬台国を舞台とした歴史漫画でもある第一部「黎明編」から一転、第二部となる本作「未来編」では、人類の歴史最後の日へと物語が移り、普通の人の一生が一瞬のことと思えるような壮大な時間軸を用い、命や生きることの意味が問いかけられます。
『火の鳥』という作品の壮大なスケール感がこの作品によって一層強く感じられる、シリーズ中でも屈指の人気作としても名高いものです。
<漫画原稿再生叢書>シリーズでは、その特殊仕様のために印刷・製本できるページ数にも限度があり、長編作品全体を収録することができません。
そこで今回収録するのは、この「未来編」の終盤部分となります。
人類の黄昏が訪れ、それでも容赦なく時間は過ぎ去っていく中、地球の支配者が人間から別の生命体へと移行していくドラマチックな展開部分に現存するカラーイラストを加えた、全72ページ分になります。
人...... いや、生命はなぜ存在をするのか。
漫画の枠を超えた知的エンタテインメントとも呼べる『火の鳥 未来編』。狂言回しでもある火の鳥と同じ視点で読み進む、シリーズ屈指の人気作です。
手塚治虫の生原稿をそのまま読むような、稀有な読書体験を存分にご堪能ください。