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「海外留学から国内留学を選択してみて」

こんにちは!

私は高梁市の大人の里山留学という制度を利用して、1ヶ月間吹屋ふるさと村に滞在しておりました!ここに滞在する中で経験したことや思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。



1. なぜ里山留学に?

私は、大学3年生の秋から4年生の夏まで1年間フランスに留学していたため、就職活動が間に合わず半年間卒業を伸ばしていました。なので、卒業したのは9月、就職する4月まで半年間の空きがあり何か新しいことに挑戦してみたいと思っていました。

最初はまた海外で何かできないかなあ、とも考えていました。

ただフランスに留学し、イギリスの田舎にファームステイをしたり、フランスのいろんな都市部にいったりする中で、同じ国の中でも地域によって文化や建物、人の雰囲気も少しずつ違うことがすごく面白いと思うと同時に、私はまだあまり日本のことを知らないんじゃないかということに気づきました。

特に、ヨーロッパの人は、それぞれの文化の違いや歴史にとても興味のある人が多く、自国の文化、歴史に対する理解がとても深い印象を受けました。

彼らに日本のことについて聞かれた時に、ちゃんと正しく伝えられているか不安がありました。ヨーロッパでも地域によって違いがあるなら日本も同じはず!

日本をより知るためにも自分の価値観を広げるためにも日本の地方で過ごしてみたいという思いが強くなりました。


そんな時にふと大学の何人かの友人が、大学を休学して島根の島や東北に留学し、自然や地域住民と共に地域のためになるような活動をしていたことを思い出しました。

そんな友人たちのSNSの写真には素敵なその地域の自然豊かな景色がたくさん!

元々自然豊かな場所で暮らすことに憧れがあったため、早速私も短期間滞在できる地方の面白いプロジェクトがないか探し始めました。そして見つけたのがこの大人の里山留学!

吹屋の写真を一目見て、街並みを気に入りました。元々私は日本の歴史や伝統文化が大好きだったので国の日本遺産にも選ばれているほど歴史の残る吹屋はとても魅力的でした。

こうして私は、大人の里山留学の申し込みのボタンを押していました。

2. 吹屋でのハッピーライフ

毎日コンクリートでできた最新の高―いピカピカのビルに囲まれていた生活から

一点、木造建築の建物が建ち並び周りには雄大な山々が広がる吹屋でののーんびりとした生活。

自然と時間がゆったりと感じ、毎日を大切に過ごせたように思います。毎日、自然が見せてくれる景色が違うため、日課となった街の散歩も飽きない!

一緒のタイミングで里山留学に来ていた愛理ちゃんと
猫のモーちゃん
雪の吹屋。
ノスタルジックな雰囲気がとっても素敵


町を歩けば、顔見知りになった吹屋の住民の方と会うことができ自然な会話が始まります。人とのつながりが自然にできるところに最初は驚きました。

みなさん優しくて、それぞれ個性的で、、そんな吹屋の人と過ごす生活がいつの間にか当たり前で大好きになっていました。


神奈川にいるときは話す機会がなかった、年配の方から人生の先輩として貴重な話がたくさん聞けるところも魅力的!

子供達もよそから来た人に対しとってもオープンマインドです!遊びに誘ってくれました♪

雪の日に子供達と雪合戦や雪だるまづくりをしました!
ベンガラ染めにも挑戦することができました!


吹屋の人と話す中で感じたのは
仕事だけではなく“暮らし”を大切にしている人が多いということ。

どういう場所で暮らしたいか、何をすることが好きか、どうやって時間を使うことが自分にとっての幸せか。

吹屋は都会で暮らしていると毎日の忙しさについつい見失いがちな、
“自分にとっての本当の幸せ” を
真剣に考えることができる場所だなと思います。

3. 今後のこと

私は4月から東京の企業での就職が決まっています。

ただ、ここでできた吹屋とのつながりを今後も持ち続け、都会の喧騒に疲れた時、なんとなくいきたくなった時にふらっと帰れる場所にして行けたらいいなあと思います。


実はこのNoteは吹屋から東京に帰る新幹線の中で書いていたのですが、東京について最初に出た感想は「東京、あったかー!」

吹屋の冬はとっても寒かったけれども、人の温かさがより沁みる1ヶ月でした!


  文章 : 室音羽(むろおとは)


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