「吹屋ふるさと村で、イベント企画に挑戦」
はじめまして!
「高梁 大人の里山留学」で12月から吹屋に滞在している山下さくらと申します。「高梁 大人の里山留学」とは、高梁市内の地域に3ヶ月間滞在し「地域の仕事と暮らし」を体験するプログラムです。
現在、私は愛知県の大学に通っていて、まちづくりや社会学の勉強をしています。9月からは大学を1年間休学し、自分の視野を広げるためと日本各地さまざまな地域で暮らし働く旅に出ています。次の行き先を探している中で、里山留学のプログラムを知り、縁あって吹屋を訪れることとなりました。
吹屋では、12月と1月の2ヶ月間、地域の商店でお手伝いをしたり、地域のイベントに参加するなど、地域の人々との交流やここでの暮らしを体験してきました。
吹屋で私には何ができるだろう、何がしたいだろうと考えたとき、「滞在中、吹屋で音楽イベントを企画したい!」という思いが浮かんできました。私は、小さい頃からうたうことや音楽を聴くことが好きで、音楽を通じて地域の人が集まり、楽しみ、交流できる場所を作りたい!そういうイベントを自分でもやってみたいという夢があったのです。
12月に吹屋に来てからは、音楽イベントの実現のため、少しずつ準備を進めてきました。
地域の方々に思いを伝え、アドバイスをいただきながら、会場探し、日時の設定、出演者の募集、チラシ作成、宣伝活動など、一つひとつ準備を進めていきました。地元の吉備国際大学軽音サークルの皆さんにも縁あって出演をいただけることになり、企画にも携わってもらえることになりました。
いよいよ当日となった1月18日。
この日は、久しぶりのぽかぽか陽気でした。
人が集まってくれるだろうか、進行はうまくいくだろうか、そんな不安を抱えながらも、ワクワクした気持ちでオープンの12時を迎えました。
こちらが当日の様子です。地域の方々や、観光客の方々など予想よりたくさんの方が足を止めて音楽を楽しんでくださいました。
弾き語り、サックス演奏、吉備国際大学軽音サークルによるバンド演奏、バラエティ豊かなステージが繰り広げられました。
ステージが寒い、私の進行がぐだぐだだったなど、反省点や小さなトラブルも多々ありましたが、出演者の皆さん、地域の皆さんのご協力のもと、無事にイベントを終えることができました。
なにより、来てくれたお客さんが楽しんでくれている姿を見れたのがとても嬉しかったです。「音楽を通じて人が集う場をつくりたい!」その思いを1つの形にすることができたことは、私の自信にもなりました。
吹屋は、「やってみたい!」がすぐに叶ってしまう場所だなと思います。チャンスがたくさん転がっていて、やりたい気持ちがあればそれを応援してくれてる文化があるように感じました。
このイベントが実現できたのも、吹屋の地域のみなさんをはじめとする様々な方々の支えがあったからこそです。本当にありがとうございました!
この経験と思い出を糧に、これからも自分の「やってみたい!」という気持ちに挑戦し続けたいと思います。
(文・写真 山下さくら)