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蕗ノート 大人の条件

なりたいと思った大人のイメージ
 
 
現在、私の状況としては、守れてないこと・相手の立場に立ててないことだらけで、関係者各位に頭を下げて回ったら、無かったことにしてもらえるなら、頭を下げて回りたい。

そんな日々である。
 
 
自分をまだまだ分かってないなと思う。
自分がどうしたら無理なく動けるのか、何をしておいたらダメになってしまう部分が少なくなっていくのか
そういうこと、把握できていないから、パンクしたり、追い詰められたりする。

自分が二人いればいいのにと思ったこともあるけれど、二人いたら二人いたで動きが増えてパンクするんだろうなとも思う。

インタビューをしていて、気がつかされることは、自分を知っているということが人生を円滑に送らせるにはとても大事なことなのだということ。
 
 
自分に合った睡眠時間
自分に合った交際範囲
自分に合った仕事量
自分に合った光の強さ
自分に合った温泉
…エトセトラ
 
 
かつて、『月3万円ビジネス』の著者、藤村先生が鶴岡で講演をされた時、「都会の人は自分を見失う」とおっしゃられた。
 

都会にあるのは「自分に合った」では過ごせない暮らし
CMや広告塔で宣伝される沢山の「オススメ」
商業施設の光は夜でもまばゆく
周囲の人と「ちょうど良い」ではいられない距離の満員電車

「自分に合わない」が沢山あっても、自分が合わせてくしかない。そうしていくうちにだんだん「自分にとってどういう状態が快適なのか」が分からなくなって来る。
そんな日々を東京に住んでいた頃、送っていたのではないかと思う。
 
 
山形に暮らしてもうすぐ3年半
さすがは都会生まれ、都会育ち、と自分でも思うほど、人と比べたり、あれもこれもやろうとして、失敗を繰り返している。
 
人と比べるっていうのは、自分の目指す所とか、自分に合う生き方というものとは別物で、自分は自分の合う所で生きていかないと上手くいかないとだんだん気づいて来たのだが、慣れ親しんだ「すごいと巷で言われている人と比べてしまう病」はなかなか治らないなと感じる。
 
 
振り替えれば、何でも積極的に手を挙げてやるのが良いと思ってきたなと思う。(新入社員教育でもそういう姿勢が評価された)
 
 
でもその中には、得意じゃないことも沢山あった。
手を挙げて来たことよりも「頼まれた」ことの方がやり遂げられたし、上手くいったなと思うことが多かったように思う。

自分の得意なことって自分でなかなか気づけない。
自分のことは分かっているようで、分かっていないことは多い。分かっていなくてトンチンカンなことをして疲弊したりする。
  
 
 
「自分のことを知って自分を生かす」
自分に合った家で暮らし、自分に合った生活を送り、自分に合った仕事をする。

簡単そうに見えるのに「自分に合った」が分からなくて、失敗を繰り返す。
 

どうして自分と他人を比べて優劣を考えてしまうのか。
「自分に自信がない」からだろう。
 
なぜ自信がないのか。
「こうでありたい(あるはずの)自分像と実際の自分がかけ離れてしまっている」から
 
 
だとしたら自信をつけるには
「こうでありたい自分に必要なことを積み上げること」

どうしたら積み上げられるかと言ったら
「自分を積み上げるために普段することが分かっていること」が前提になってくると思う。

自分が抱えているのは自分であって、自分でしかない。
「自分」と上手く付き合えていること。
 
 
それは私にとっての大事な「大人の条件」だと気づかされた吹雪の鶴岡の夜。

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