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色気と恋愛、性愛の話がしたい

20歳を迎えて世間的に「大人」になってから、「色気がほしい」とずっと思っている。
イメージとしては、宇多田ヒカルと椎名林檎。
健康的かつセクシーで、品があって、知性がある賢い女性。
そんな女に私もなりたいとずっと思っている。

でもそれは、男にモテたいからじゃなくて、自分の憧れる姿になることで自己肯定感が上がりそうだから。今の私のように「あんな女性になりたい」と他の女性に思ってもらえたら最高だなと思う。

最近は椎名林檎さまにメロメロで、MVやライブ映像、インタビュー映像などを見ているんだけど、彼女の色気にどうしたら近づけるのだろう。
決して下品ではない、心が溶かされていくようなあの魅力はどこからきているんだろう。あんなにセクシーなのに、決して抱かせてはくれない感じ。いや、むしろ私が抱かれてしまうな。

まず見てわかる情報としては、切長の目、健康的だけど骨ばった体型、肌の艶、可愛らしくもセクシーな声、丁寧な所作、艶っぽいオーラ、ちょっと古風な言葉遣い。

そして内面。
ネットで拾った情報ではあるが、彼女には多くの恋愛経験があるみたいで、その部分がかなり重要なのではないかと個人的には考えている。
そこで私はちょっと悲しくなる。
性的な経験、恋愛なり性愛なりの経験がないと彼女のような魅力は身につけられないのだろうか。

ここからは私個人の話というか悩みであるが、恋愛や性愛が世間一般の人たちのように「ふつうに」できない。
心から信頼しているわけではない人に、恋愛的な雰囲気に持ち込まれたり、自分の体を触られるのが、本当に嫌だ。デミロマンティックというらしいけど。

なので、ワンナイトとか、好きじゃないけどとりあえず付き合ってみる、が理解できない。自分を大切に思えない精神状態の時は「誰でもいいや」が頭をよぎってしまうけど、実際誰でもいいなんてことは絶対にない。
好きじゃない人に迫られたり、手を繋ぐことの不快感とか恐怖、それを必死に笑顔で取り繕わなければならない虚しさを、この歳にして味わった。

私が性愛感情を抱くのは、知的で尊敬できる人だということがわかってきた。サピオセクシャルという名前があるみたい。
その人の知性や品性に、色気を感じる。私にはない経験や知識を持っていて、それを以て謙虚であるひと。そんな人と一緒にいたいし、一緒にいろんな経験がしたいし、その人になら、抱かれてもいいと思える。
うん、自分の体を許すなら、賢くて尊敬できる人がいい。その頭脳を以て私のことを理解して、いっぱいの愛情をくれる人。私もそんな相手に対して、誠実で真摯で、素直でありたい。
なんだ、私はやっぱり、誰かに理解されたいし、心の奥深くから愛し合いたいという欲求はあるんだな。
でもこれってたぶん、理想が高い。

「大人の恋愛」って最初は魅力的に聞こえるけど、あまりに簡素で曖昧で味気ないものな気がしてきた。大人の恋愛に片足を突っ込んだばかりの若造が言うけど。
付き合うときはもはや「好き。付き合って。」すらもいらないのか。キスなりセックスなりしたら合意⇨カップルです、という自動昇格方式なのか?
なんで?私たち所詮他人なのに、言葉もなく雰囲気で関係値を決めつけて、お互いなんとなく受け入れていくものなの?それが「大人」なの?
海外では普通だと分かっているけれど、それでも私は「好き。付き合って。」がないと、相手が私をパートナーにしたいのか、セフレでいいのか、自分に自信がない私はずっとモヤモヤすることになる。それを直接聞くのって結構しんどい。

「わざわざ言葉にしなくてもいい」?
そんな曖昧で臆病な恋愛なんて、虚しい。
ストレートすぎてスマートさがないのはちょっと違うけど、私はあなたが好きで、あなたも私を好きだって心から信じたい。そのために必要な言葉すらお互いに伝えられないなら、パートナーでいる必要なんてない。
ただでさえ私が性愛や恋愛感情を抱ける人なんてそうそういないのに、やっと出会えたその人との関係がそんなふうに曖昧に進んでいくなら、私はもう恋愛も性愛も諦めようと思う。

そもそも私は相手との精神的なつながりがあれば十分だと考えているけれど、相手(特に男性)は肉体的なつながりがないと関係を続けられない場合が多いということも分かってきた。確かに好きな人に求められることは嬉しいけれど、自分の身体も含めて人の裸って別に好きじゃないし、、ますます私の恋愛のハードルは上がっていく。

話を戻すと、私もちゃんと言葉にしないといけないし、相手の言葉を望まないといけない。私がその人を信じるために、いつか全力で傷つく覚悟をするために、その人の言葉で伝えてほしい。(もちろん言葉にするだけで行動が伴っていなかったら元も子もない)

一方で私はまだ、自分の弱さを受け入れる強さを持ち合わせていない。
本気で傷つくほど相手を信じられる自信がない。
相手の望むことを怖がらずに聞いて、納得のいくまで話し合うこと。すれ違いを恐れないこと。気まずい沈黙を恐れないこと。それがないことには、自分の良さも弱さもさらけ出して本当の意味で愛してもらうことなんてできないな。
簡単なようで、私にはとても難しい。
恋愛ってあまり得意じゃないけど、ちゃんと学びはある。

まとめる!
私が理想とする色気のある女性になるためには、外見で言えばボディメイクとか健康的な生活とか丁寧な動作を身につけること、言葉と気の遣い方を意識すること。
内面で言えば、人に弱みを見せる強さを身につけて、なんとなくで恋愛しないこと。そしてそれだけでなく、知性を磨くこと。学ぶのが大好きな私は知性を磨くのはいくらでも頑張れる。
恋愛至上主義に囚われて無理に恋愛をしても私はきっと幸せではないから、自分のセンスやタイミングに流されていけばいいかな〜と楽観的でいる。

これから、いい人に出会えなくてもその時の私が楽しければそれで120点だし、いい人がいてお互いのことを見つけられたら、ちゃんと言葉で伝えて、安心して一緒にいられる関係を続けていく努力をしたいな。