マルシェで売れているお店がやっていること6つ
全国各地で開催されて一般的になってきた「マルシェ」。そこでハンドメイド品を売りたい!と思っている方向けに、売れているお店の特徴を紹介します。参考にどうぞ。
まず、わたしが携わっているお寺マルシェを紹介します
「寺の市」がどんなマルシェかというと…
毎月第3日曜日、知立にある遍照院(愛称:弘法さん)で開催しているお寺マルシェ。遍照院の境内や山門前で、とれたての野菜や果物、干物、てづくりのアクセサリーや雑貨、陶芸品、工芸品などが販売されています。古き良きお寺の市に、“イマドキ”マルシェのお店も加わり、お子さまづれのご家族からお年寄りまで楽しめる、あったかい雰囲気の「お寺マルシェ」です。
こんな感じ。
インスタ映えするおしゃマルシェ100%ではないのです。そもそものはじまりが2011年の「軽トラてづくり市」だったので、そのときから出店されている、果物や野菜、お茶、お豆腐などを売っている「THE 昔ながらの市」みたいなお店もたくさんあります。
わたしは、昨年からお寺マルシェの運営に携わっていて、HPとSNSの運用、つまり広報を担当しています。
▼これらを運用中!
売れるお店の特徴
寺の市には、約60〜70店のお店が集まります。その中で、毎回のように行列ができたり、出店がないときには「え〜、あの店きてないの?」と残念がられたりするようなお店があります。
逆に、お客さんが素通りしてしまったり、全然売れなかったりするお店もあります。
わたしが寺の市やほかのマルシェで見てきた売れるお店の特徴をいくつか紹介します。
1.1つのマルシェにレギュラー出店している
これは本当に強いです。ずっと出ているからこそ覚えてもらえるし、寺の市の場合は月1なので、出店を楽しみにしてくれる人がいます。
2.いろんなマルシェに出て、常連客をゲットしている
普段からいろんなマルシェに出てファンを獲得することで(どうやってファンを獲得するかはさておき)、どのマルシェに出店しても、そこまでわざわざ足を運んでくれるお客さんがいます。
3.SNSをやっている
これは2に関連することですが、いろんなマルシェに出てお客さんを動員している出店者さんは、SNSに力を入れています。主にインスタで、自分が販売しているものや世界観、出店するマルシェの情報を発信しているのです。Facebookページを持っている人もいます。(これはインスタと連携できるので、両方やるのはそう大変ではないかなと)
また、マルシェ運営側がSNSをやっている場合もあるので、そのときはタグ付けしてもらえます。お客さんがそれを見て、「買いに行こう」と思ったりするわけで。マジでSNSは大事だなと思います(特に若者向けおしゃマルシェは)
4.世界観を持っている、ディスプレイが凝っている
どうですか、この見目麗しいディスプレイ。マルシェにはたくさんのブースが並びます。その中でお客さんの目を引くためには「空間づくり」が重要になってきます。もちろん全体の空間づくりも大切ですが、それは運営側の話。
ディスプレイで、自分のお店のコンセプト・世界観を伝えることは本当に重要です。ディスプレイがお客さんの好みや価値観にフィットすれば、お客さんは必ず足をとめてくれるでしょう。
5.「あったらいいな」がある
これは、個人的に好きなお店の写真です。写真のお店は「あったらいいな」をコンセプトに、「そうそう、こういうのほしかったんよ!」「これがあると便利だろうな〜」と思わせるものを取り揃えているハンドメイド店です。
マルシェには「非日常」を求めてくる人が多いのですが、そんな中でもツボをおさえた「ふだんづかい」できるものがあればついつい買ってしまいます。しかも、「非日常」を求めてきて「非日常」を味わっているので、財布のヒモもゆるみがちです。実はそんなに安くない野菜でも、いいものだ・安そうだと思ってつい袋いっぱいに買ってしまう人が多いのは、それが原因なのです。
6.客層に合わせて出品するものをチョイスしている
いろんなマルシェに足を運んだから本当によくわかるのですが、マルシェによって、客層は大きく異なります。「寺の市にはおばあちゃんが結構いるので、ブローチを多めに持ってきました」と言う出店者さんがいました。自分が売りたいものだけを出品すると、散々な結果になるでしょう。
客層を把握して、客層に合わせて商品をチョイスしている出店者さんは超有能。出店を考えているマルシェに行けば客層はわかるので、出店前の偵察はめちゃくちゃ重要なのです。
マルシェはマーケティングの原点
モノを売るためには、マーケティングが必須です。それはどんなものであっても同じ。どれだけいいモノをつくっていても、誰も知らなければ・いいと思わなければ買う訳がないからです。
そもそも「マーケティング」とはなんでしょうか。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
Wikiには、こう書いてありました。
マーケティングなんで、企業がやることでしょ?と思っているそこのあなた!マルシェで売れているお店は、これをちゃんとやっているのです。前述した「売れるお店の特徴」に挙げたことは、実は全てが「マーケティング」につながっているのです。マルシェはマーケティングの原点と言ってもええんちゃうかとわたしは思っています。なにより、消費者の顔・反応を直接見て、直に会話できるのがマルシェの良いところなのです。
どうですか?なんか売れそうな気がしてきたでしょ。
また思いついたら追加します。
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