タイでチャーハン
タイで食べるチャーハンあれこれ。
タイ語ではข้าวผัด 「カオパット」と発音しますがその意味は「ご飯を炒める」・・・そのままですね。
過去に投稿したガパオライスの記事が好評のようなので、タイ・バンコク生活で食べる普段のタイメシの第二弾というわけです。
私が初めてタイでチャーハンを食べたのは、こんな感じのチャーハンで、トマトに玉ねぎと緑の野菜が入っていて驚きました。
パラパラな食感とは程遠く、見た目はあまり美味しそうではありませんが、付け合せのライムを絞り、唐辛子を漬け込んだナンプラーを醤油がわりにふりかけて食べるとなんとも美味しく感じたのを覚えています。
豚肉や鶏肉、エビなどメインとなる具材を選んで注文をするのですが、最近はメインの具材以外の野菜が少なくなったように感じます。
エビのチャーハンข้าวผัดกุ้ง(カオパットクン)はどこで食べても安定の美味しさで、私の定番チャーハンでもあります。
基本的に薄味なので、先に述べたようにライムと唐辛子ナンプラーで好みの味にするのがタイスタイル。
ケチャップで味付けされたカオパットアメリカン(ข้าวผัดอเมริกัน)
ベトナム戦争の時にナンプラーが苦手なアメリカ兵のためにケチャップで味付けしたのが始まりだとか。
目玉焼きにフライドチキンとソーセージがセットになっていてボリューミーなのは、アメリカ兵の胃袋を満たすためだったのでしょうかね。
こちらはパイナップルチャーハン=カオパットサッパロット(ข้าวผัดสับปะรด)
パイナップルが器になっていて見た目も華やかです。
パイナップルの甘酸っぱさにカシューナッツの香ばしさがマッチして食感も楽しめます。
好みが分かれると思う取り合わせですが、私は酢豚にパイナップル肯定派なので、パイナップル入りのチャーハンも大好きです。
カニチャーハン=カオパットプー(ข้าวผัดปู)
こちらは後からカニの身をたっぷり乗っけた一皿で、カニの身の味が濃くてとても美味しかった思い出があります。
どこで食べたか記憶が定かではないのですが、高級なお店ではなかったはずです。
チャーハンは高級店よりも普通の食堂のほうが美味しいですよね。
カオパットタレー(ข้าวผัดทะเล)シーフードのチャーハンです。
画像では見えにくいですが、茶色く見える塩漬けにされたサワラの身=プラーケム(ปลาเค็ม)が入っています。
プラーケムはそのまま食べるには塩っぱいのでチャーハンの具材としてご飯と一緒に炒めてあります。
それでもやはり塩っぱいので、ライムを絞って塩っけを和らげるのですが、なぜかその塩っぱさが後を引き、塩分摂り過ぎを気にしながらいつも完食してしまいます。
私は屋台で調理する人を見るのが好きで、注文した後ついつい見入ってしまいます。
日が暮れてようやく昼間の暑さが和らいだナイトマーケットの屋台で豪快に炒めて作ってもらった熱々のチャーハンを頬張る幸せ・・・
自分のチャーハンが出来上がるその様子を、間近で見ながら待っている時間も美味しさの秘訣かもしれませんね。