バンコクでベスパ 通勤事情
私にとってベスパは大事な通勤の相棒。
朝晩同じルートを毎日同じ時間に行き来しているので、何時頃にどのあたりを走っているかもだいたい同じです。
とは言え、バンコクの交通事情は毎日同じではありません。
とにかくルール無用、自分本意なドライバーばかり。
譲り合いという言葉は時空の彼方に消えてしまったようです。
少なくとも私が原因で事故を起こすリスクを避けるため、いつも車間距離をしっかり取って走ることを心がけています。
すると、私の前に空いた前車との隙間に必ず割って入る車がいます。
せっかくキープした安全な車間距離を邪魔されて、私もイラっとしますが、落ち着いて割り込んできた車との間合いをとり、何もなかったことにして平常心を保ちます。
前車との車間距離だけでなく、バックミラーで後ろの様子も常に確認しておかないと怖い目にあいます。
ふと気がつくといつのまにか私のベスパの直後に距離を詰めて煽る車がいたりします。
バックミラー越しにでも煽ってくる車のイヤな気配を感じるほどで、そういう輩の車とは一切関わらないほうが良いので、道を譲って先に行かせるようにしています。
そうかと思えば私のバックミラーの死角から、突然猛スピードで接触スレスレで私を追い越すバイク野郎が現れることもしばしば。
とはいえベスパも本気を出せばそれなりの加速します。
猛スピードで追い越していったバイク野郎など、本気を出せばあっという間に抜き返すことができます。
でもそのような煽り車や無謀なバイク野郎を相手にするようではベスパ乗りの品格を問われます。
品格あるベスパ乗りとして、無理な追い越しや無意味な車線変更はしてはいけませんね。
私が思うベスパの快適な速度は時速65キロ前後。
前も後ろも安全を確認したら、私は気持ちいい速度で巡航させます。
ベスパにはタコメーターがありませんが、65キロ前後で走っているときがちょうど良い回転域なようで、ベスパも気持ちよさそうなエンジン音を響かせています。
心穏かやに、ベスパと気持ちよく朝晩のランデブーで1日を終えるのが何よりだと思う今日このごろです。