🇨🇦留学１ヶ月目を振り返って

こんにちは、京大経済２回生のふーきです。現在カナダのモントリオールにあるマギル大学に１年間交換留学しています。今日ちょうどモントリオールに来てから１ヶ月が経ちました！この１ヶ月を振り返ってみます。

海外で暮らすことについて🌎

• 友達作り

モントリオールはフランス語圏かつ北米の東側ということもありヨーロッパからの留学生が非常に多いです。加えて留学生同士で仲良くなることが多いので、友達になるのも必然的にヨーロッパ出身の学生が多くなります。なので、最初の数日はお酒に強くナイトライフが好きな彼らと生活や話を合わせるのに苦労しました笑！正直ヨーロッパ人よりもアジア人の方が話が合い易いと感じました（たとえ彼らがカナダで生まれた移民２世、３世でも）。

モントリオールは学生の街ということもあり若者向けのナイトライフが充実しています。なのでよく友達に"Do you wanna go out tonight?"（意訳：今夜クラブ行かねえか？"go out"はおそらく遊びに行くみたいなニュアンス）と誘われます。ここ数週間でモントリオールのクラブ文化を経験し、「音楽に合わせて体を動かす能力」を習得し、ハウスミュージックを聴くようになりました笑。

クラブが立ち並ぶサン・ローラン通り。夜は若者で溢れかえります！

海外であろうと国内であろうと新しい環境で友達を作ることは皆が苦労することです。一ヶ月経った今では幸い安心して過ごせる友達ができました。

• モントリオール

モントリオールは「北米のパリ」と呼ばれています。その理由はフランス文化が根強く残るからです。公用語はフランス語のみで、なんと街の標識や地下鉄のアナウンスも全てフランス語です！（しかし、住民のほとんどが英語も話せます）そして、「オールドモントリオール」と呼ばれる地域に行くとパリにありそうな美しい建築が数多く残っています。

オールドモントリオールの街並み

バンクーバーの方が大きい街だと思っている方も多いと思いますが、人口ではモントリオールはトロントに次いでカナダ第２の都市でバンクーバーは意外にも第８の都市なんです！他の大都市に比べると高層ビルが少ないですが、街は広範に広がっているイメージです。そのため見どころが多く、一ヶ月経った今でも毎日新しい発見があり楽しいです。モントリオールの街については今後の投稿で詳しく紹介する予定です。

「カナダ人は優しい」というステレオタイプが正しいのかはわかりませんが、ほとんどの人がドアを開けてくれたり、ぶつかったら”sorry”と言ってくれたりします。治安も比較的良いです。ただ、大麻が合法なので街の中心に行くと大麻の匂いがします。

• 物価

モントリオールはカナダの他の都市に比べると物価が安い方だと言われているものの、日本に比べたら明らかに高いです。そして高い値段設定に約15%の消費税とチップが加わるので、会計時に提示される値段がメニューの値段と違いすぎて驚愕してしまいます笑。

• 食文化

大学では毎日１度カフェテリアでご飯を食べることのできるプランに入っています。そのため、基本お昼は大学のカフェテリアで食べています。カフェテリアの食事は正直自分の口には合いません！でも、食べ放題で野菜もたくさん食べさせてくれるのでありがたいです。朝は簡単にベーグルにサワークリームを塗ったものか日本から持ってきたインスタント味噌汁を飲み、夜は食べに行くか作り置きしておいた日本食を食べています。

カフェテリアの食事。野菜とってるように見えますが、このえんどう豆みたいなもの以外は肉か小麦です。

　語学力について📝

当初の目標は「英語は大学の授業を通じてアカデミックなレベルまで磨き、フランス語はこの街で生活する中で日常会話レベルから学ぶ」というものでした。
フランス語圏でありながら、私の通っているマギル大学は英語で授業を行う大学です。マギル大学の交換留学生に対する英語の語学条件は他の大学よりも厳しいため、「英語を学びに来ている」留学生はほとんどいません（私が所属するマネジメント学部はTOEFLiBT100点以上が必要です）。

高校一年の時にアメリカに10ヶ月ほど交換留学したこともあり英語力にはある程度自信があったのですが、あの時からかなり英語力は下がっていました。多くの授業で発言を求められ、ここで必要とされる英語力は日常会話の英語とは全く異なります。中でも優秀な学生は自分の体験と絡めて意見を言ったり、想定される反論に対する回答も含めて発言したりします。そして何より話すスピードが速い！（時々ラッパーか？と思うほどです）

今の自分は難しい内容になると特に日本語で一回考えてから英語に翻訳しています。これからの課題は頭の中にインプットした英語の情報を英語のまま理解して、自分の意見を英語で言葉にする（＝アウトプットする）能力を培うことです。現段階では「なんでもいいから毎回の授業で最低一回発言する」ことに心がけています。

マネジメント学部の授業は20-30名の少人数制

そんなわけで英語には苦しんでいるのですが、なんと嬉しいことに昨日初めて英語で夢を見ました！ファミリーマートで小学校の時の担当の先生と近況報告している謎な夢でしたが確かに英語で会話していました笑

フランス語についてですが、正直なところ学習はおろそかになっています。一時的に部屋をシェアをしていたルームメイトがフランス語しか話せないケベック人だったのでフランス語を強制的に話す環境があったのですが、今のルームメイトはみんな英語を話すので英語で会話しています。そんな中街中で試すしかないと思い、カフェで« un café s'il vous plaît »（訳：コーヒーください）と言ってみたものの”Okay, do you want hot or cold?”と英語で返されてしまい萎えてしまいました。これはもうチャレンジし続けるしかないですね！